福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2011.11.1(火) 南紀白浜に遊ぶ

2011-12-03 | 旅行記

会社OB会に出席するため、山陽新幹線新大阪を経由し、東海道

本線、梅田貨物線(大阪駅は通らない)、阪和本線、紀勢本線を通

りJR白浜駅に着いた。

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JR白浜駅の特急くろしお号(通称パンダ列車)

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JR白浜駅前   歓迎ゲートが見える

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平草原(へいそうげん)展望台から北の方角に白良浜方面を見る

白良浜の向こう側の崎山は御船山(みふねやま)と言われ、熊野

三所権現を勧請した熊野三所神社が森の中にある。

御船山の向こうに見える崎山は番所ガ鼻といい、黒船を見張る

紀州藩の監視所がここにあったからだという。この番所カ鼻には

南方熊楠(みなかたくまぐす)記念館が建っている。頂上に白く

見えるのが記念館である。番所ガ鼻のつけ根付近の平地に白く

見えるのは京大白浜水族館である。

また番所ガ鼻の手前に小さく見える島は白浜のシンボルである

円月島(えんげつとう)である。

中村憲吉の紀の湯に次の歌がある。

  常盤木(ときわぎ)の忌森(ゆもり)のおくは時すぎて

    紅葉たもてる木のしづかなる    (斉明帝の御船山) 

白良浜を囲むほぼ平地に密集しているのが白浜温泉で、

画面手前の崖の斜面に密集し、黒潮を見くだしているところが

湯崎温泉である。道後や有馬とともに記紀万葉のむかしから

紀の温泉とか牟漏の温湯とかいわれて知られていたのは、

この湯崎温泉の方であるという。

中村憲吉の紀の湯に次のような歌がある。

   海きよく磐湯(いはゆ)は霊(く)しもいにしへに

      櫛とり浴みし臣(おみ)をとめども

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白浜のシンボル 円月島   手前は瀬戸の港

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番所ガ鼻の番所の址の碑  南方熊楠記念館のすぐ傍に建つ 

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昭和天皇御製碑   南方熊楠記念館のすぐ傍に建つ

   雨にけふる神島を見て紀伊の国の

      生みし南方熊楠を思ふ

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番所ガ鼻の頂上に建つ南方熊楠(みなかたくまぐす)記念館

   南方熊楠

   1867.4.15~1941.12.29

   和歌山が生んだ博物学の巨星

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南方熊楠記念館から田辺湾と熊野古道中辺路が通る山並をみる

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南方熊楠記念館から北方を望む

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南方熊楠記念館から北方を望む

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三段壁(さんだんべき)

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三段壁   映画やテレビドラマで自殺の名所として使われる所

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宿から田辺湾に入る夕日を見る

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OB会の会食風景