宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

さぬきうどん 高松市 松家

2005-05-14 08:55:34 | 食のこと

「ぷちショップ」グループの四国ブロック大会が高松市であった。

無論これまでにも度々高松には出向く機会はあったのだが、わざわざ
うどん屋を探してまで行く気にはならなかった。

それが何故急に?

実はトイレの本棚を眺めていて、随分前に買ったさぬきうどんの
文庫本を手にしたことから始まる。

その著者である、さとなお氏がその著書の中で、単なるうどんの
ガイドブックにとどまらず、読み物として面白いと紹介している
「恐るべきさぬきうどん」という本、かなり昔に本屋でよく見か
けたが、その頃はそこまでしてうどんを食べる気はなかったもの
でスルーしていた。

それなのに、今頃になってそれが読みたくなった。
この前本屋に行ったときにさらっと探してみたが、やはり見つけ
られない。

何故「さらっと」かというと、無理しなくとも、ネット注文で
簡単に取り寄せることが出来るからである。
便利な時代になったものだ。

なにはともあれ、そんないきさつから、心が「うどん」という
キーワードを大切にし始めたということなのである。

出掛けにネットでざっと調べて候補店を三つ書き出す。
そのうちの一つが「松家」である。

栗林公園の近くで判りやすそうな場所。
ナビに所在地を入力してから出掛ける。

資料によると、駐車台数が7台。
おまけに到着予想時刻がちょうど12時台。

行列が出来ると聞いているので、駐車出来るかどうか
が不安。

設定目的地界隈を流して、割と楽に見つかる。
車も充分空きがある。

どころか、肩すかしをくったくらいゆったりしている。
すぐに注文が出来る状態。

ただ、セルフの状態なので、ちょっと仕組みがわからず
ドギマギしていると、中の私とほぼ同年代であろうと
思われる方が実に柔和に説明してくれる。

やはり、全国からお客さんが来るので、常連さんのよう
にはいかないだろうから説明慣れするのだろう。

太麺と細麺がある。
私は太麺の3玉でかけにした。
ねぎは好みを聞いて向こうで入れてくれる段取り。

だしはでっかい保温器のコックをひねると出てくる
ようになっている。

これで380円。
新居浜のセルフだと320円。
さて、60円の差は納得出来るか?

見た目はふわっと柔らかそうである。
つやつやしている。

口に含むと、もちっとした存在感と、充分な歯ごたえ
を感じる。

つるっと喉越しがいい。

まるでパスタのアルデンテのように麺が二層になっている
かのようだ。

だしはかなり薄味。

時間に余裕があれば冷たい方も試してみたかったが、
残念。次回に。

結論、60円以上の差があったかな。

近くにあれば間違いなく三日にあげず通うであろう美味さ
ではあった。


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