いきなり長いタイトルですが、障害が起きた時の事をネタにするとこんなもんですね。
というわけで本題
この現象は、vSphere ESXi 6.7 U2/U3 vSphere ESXi 7.0.x
且つ仮想マシンOSが
WindowsServer2022 アップデートKB5022842 (OS Build 20348.1547)で
セキュアブートが有効に構成されていると発生します。
※セキュアブートはデフォルトで有効 ←ここがポイント
何が起きるかと言うと、
VMが起動できなくなります!
SecurityViolation でvDiskが見えなくなっちゃうのです。
この現象の正体に気付かないと、俺みたいに「vm壊れちゃった?」って何度もvm作り直すという無駄な苦労をする事になります。
この現象の回避方法は既に幾つかリリースされています。
1:セキュアブートを無効化する
2:Microsoftから2023年3月14日にリリースされたWindowsServer2022 KB5023705 をインストールする
3:Vmware ESXi 7.0U3k にアップデートする
※ vSphere ESXi 6.7 U2/U3 自体にはパッチは提供されていません
現実的なところで、簡単な回避方法は1のセキュアブートを無効化する1択って事なんでしょうか。
実際セキュアブートを無効化する方法です。
vSphere上で仮想マシンのサマリから、仮想マシンのハードウェアの”編集”
/設定の編集/ 仮想マシンオプションタブ / 起動オプション
まで展開しないと設定項目が見えません。
この部分の「セキュアブート」のチェックを外して「OK」をクリックすればOK
※ この設定は仮想マシン稼働中でも設定可能です。