はじめての一人旅は
福島県相馬市でした。
昨年2010年2月12・13日。
知人から挙式・披露宴の撮影依頼をいただき、
真っ白な雪景色のなか辿り着いた海沿いの美しい街並み。
「こんなきれいな風景があるって知らなかった…」
海に寄り添うように家が軒を連ね、
海面には無数の棒が並んでいた。
「あれは海苔だよ」
観光タクシーのおじちゃんに教わって、
要所要所、気になった場所で車を止めていただいて
白い雪と青い海・空のコントラスト。
その美しさにも心奪われて、夢中でそのシャッターを切りました。
お土産に、と買った海苔の佃煮は本当に美味しくて、
今まで食べたなかで一番で、
なんで1個しか買ってこなかったんだろう
次はもっと買ってこよう
そう思っていました。。。
家族写真を撮るフォトグラファーの一人として
何ができるのだろうと考えると、
やっぱり
家族の写真を撮り続けることなのかもしれない、という答えに導かれます。
被災地の報道のなかで
写真に関する映像をいくつか拝見してきましたが、
辛い時にも、写真は、こころの大きな支えとなれる。
それならば、誰かのための、その大切な1枚を残すために、
これからも家族の写真を撮り続けていくことが、
私にできることだと思いました。
1組でも多く、幸せの瞬間を記録していく。
2011年3月11日。
日本で起きたこの大地震のこと。この気持ちを決して忘れないよう、
このブログに書き記し、実践していきます。
相馬や他の地域が元の姿に戻るには
多くの時間がかかることと思いますが、
きっとまた美しく、以前よりも安全な街になると私は思います。
その第一歩が1日でも早く来ますように…