本日(2011年4月5日)、
『週刊朝日』4/15増大号グラビアページに
私が2009年より撮り続けている
“Newborn photo ニューボーンフォト”
が取り上げられました。
(計5ページ)
~~~ 記事内容(※原文をそのまま転載) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
愛情を素直に伝える
ニューボーンフォトの世界
Shiworiさんが手がける 「ニューボーンフォト」は
生後数日から約1カ月までの新生児を撮りおろしたものだ。
お宮参りや百日祝いで初めて記念写真を撮ることが多い日本ではあまり知られていないが、
欧米などでは誕生を祝う記念として、またアートとしても認知され、親しまれている。
この時期の赤ちゃんは、日々驚くような成長と生命力を見せる。いっぱいに広げた口からは、
元気な鳴き声が今にも聞こえてきそう。薄いまぶたを閉じて眠る顔は、
見ているほうの気持ちを優しく、温かくしてくれる。
「ニューボーンフォト」の撮影では、家族が総出で参加することも多い。主な撮影場所は各家庭の自宅だ。
Shiworiさんがこんな話をしてくれた。
「あるご家庭では、おじいちゃんが撮影用の洋服を張り切って用意して、おばあちゃんは私の撮影を手伝い、
レフ板まで持ってくれました。また別のご家庭では、小学生のお兄ちゃんとお姉ちゃんが木箱や布団を
持ち寄って、撮影の提案をしてくれました。赤ちゃんがおしっこをするようなハプニングもありますが、
自宅での撮影は楽しくにぎやか。赤ちゃんの体調にも目を配りながら、家族と一緒に写真を創りあげる
という気持ちで臨んでいます」
小さな命を見守る家族の愛情や喜びを、モノクロの写真が素直に伝えている。
のちにきっと、成長した子どもは、自分がどれだけ祝福されて産まれてきたのかを、その写真で改めて知る。
本誌・坂井浩和
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このような素晴らしい機会をいただくことができ、
被写体になっていただいたご家族はもちろん、そのほか撮影でお会いしたご家族みなさん、
応援し支えてくれた家族・親戚、友人・知人のみなさん、
学校の先生や日芸写真学科OB・OGのみなさん、
『週刊朝日』に薦めてくださった朝日新聞社のもう一人の“先生”、
そして
素敵な誌面を作ってくださった編集部のみなさま方に
心より感謝申し上げます。
ここにたどり着くまで
本当に色々なことがあり、
写真に悩み、迷い、苦しめられた日もありましたが、
思い返してみると、
いつも学ぶことや考えさせられることがあり、
それがすべて、『力』になっていました。
これまで出逢ってきた1つ1つの縁やタイミングが重なっていったからこそ
今日のこの日に巡り合えたと、心から感じています。
自分の写真に自信が持てず、焦りを感じていたときに
私に勇気や希望をくれた皆さんには感謝しても感謝しきれませんが、
その分今度は私自身が私の写真で
誰かに勇気や希望を届けることができたら…と
おこがましくも思っています。
いただいた縁をこれからも大切にしながら
いつまでも喜ばれる写真を撮り続けていきたいと思っておりますので
温かく(ときには厳しく)見守っていただければ幸いです。
本当にありがとうございました。
Shiwori photography
フォトグラファー Shiwori
(片山しをり)