お伊勢さんのお菓子と云えば「赤福」
おはらい町の中程、おかげ横丁へのT字路の正面に
赤福本店があり店の入り口にお湯を沸かす赤い釜がドンと置かれています。
ここでは、
あの赤福の作りたてを食べることができます。
入り口で一人分280円を払って奥の座敷に入ります。
しばらく待っていると赤福三個とほうじ茶をお盆にのせて持ってきてくれます。
川沿いには風鈴がかけられていました。
バスガイドさんは「他のお店で食べるよりも、本店で食べる赤福が一番うまい」と力説していました。
和尚も、他のお店はいざ知らず、箱にはいった赤福よりも、はるかに美味いと思いました。
何年か前に赤福は「消費期限及び製造日、原材料表示偽装」という問題で信用を落としました。
あれだけの人が毎日お店に来て、
しかも各地にある支店にも搬送するとなれば、
売り切れで迷惑をかけないように、しかし、余らせないようにというのは大変だったのでしょうね。
ひるがえって、讃岐のうどん屋さんには玉切れが閉店時間というお店がほとんどです。
これは「用意したものを、用意した分だけ売り切れば、それで良し」とするうどん屋さんたちの矜持。
作りたての赤福の美味しさに、売り切れ御免の讃岐うどんを思い出しました。