流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

月一輪

2015年06月07日 | 日記
今朝
外に出て
空を 見上げたら

青空に 
ポッカリと 月が 浮かんでいました



禅の言葉に

宿雨乍晴 雲散後(シュクウ タチマチ ハレ クモ サンジテ ノチ) 
長天依旧 一輪清(チョウテン フルキニ ヨリテ イチリン キヨシ)

昨日からの雨が カラリと晴れて 空には雲ひとつ無い
大空を見渡せば 月が一輪 まるで 昔からあるように 

といった 意味合いでしょうか


一輪 ということは 
満月を 詠んだはずですが

満月であるなしに 関わらず

朝方の 
きれいに晴れた 青空に浮かぶ 月は

なんとも 清々しく 
見ている 和尚の心までも 清らかにしてくれているようでありました 
コメント
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