流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

永平寺

2017年04月26日 | 日記
きょうは 永平寺2
長〜くなりますが お付き合いの程を   

今回の 永平寺行きは
大本山永平寺七十六世貫首
秦 慧玉(はた・えぎょく)禅師の 
三十三回忌法要焼香のための 上山でした

秦禅師は
現貫首猊下の 三代前に 在位され

和尚にとっては 
冬安居(ふゆあんご)という
特別修行期間の 恩師に 当たる方です  

24日 
昼前に 高松を出て
同日夕方 門前に 到着 

参道では
広げ始めた モミジの葉が 頭上を覆い
若葉色の 日差しが 降り注いでいました



  

永平寺では
この時期 恒例の 
報恩授戒会(ほうおんじゅかいえ)の 修行中



全国から
篤信の信者の方々が
一週間泊まり込みでの 
法会(ほうえ)に 参列されています



この 法会には
信者の方々だけでなく
お坊さまも 大勢 参集するため

ご本山では 
この法会に 合わせて
歴代貫首猊下の 年回法要が 
慇懃に 営まれる というわけです

 
法要の合間に お参りした
歴代の禅師が 眠る 寂光苑



寂光苑の横 永平寺川には
雪解けの 水が 滔々とながれ






玲瓏の滝(れいろうのたき)では
落ちる水の 勢いで 飛沫が舞っていました

   

雪国 福井の
遅い春を 待ちわびたかのように
山肌では 植物が 花を 咲かせて 












24日の 逮夜法要(たいやほうよう)から
25日の 正當法要(しょうとう)までという

文字通り
駆け足での 永平寺出向で
体は ヘトヘトに なりましたが

永平寺の先代貫首猊下
宮崎奕保(みやざき・えきほ)禅師
ゆかりの方々に 大勢 お目にかかれて
充実感満載の 強行突破的永平寺紀行でした

追記
永平寺からの帰り 門前で食した 
早刈り蕎麦粉仕様の おろし蕎麦が 美味で 

  
コメント
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