流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

白玉の

2020年09月28日 | 日記
おはようございます

きのうは
雲はあるものの
月のきれいな夜でした

   

秋ですね 
空気が澄んできて
月や星がくっきりと
見えるようになります

この時期
夜空を見上げると
必ず浮かんでくるのが牧水の

白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり

酒を
飲んでも
飲まずとも
晴れた日の夜には
空を見上げてみませんか?

コロナウィルスなんて
どこ吹く風の広~い世界がひろがっています 

ところで
かの牧水の名歌

当初は
飲むべかれけれ
だったのだそうです

本人が後日
飲むべかりけり
に改作したのだとか

けれ と けり

そりゃ
やっぱり
けりのほうが
お酒が美味そうです

ここで
ひとつの疑問

この歌を詠んだ時
歯にしみとほったのは
冷や酒?それとも燗酒?
まあ、下戸にはどちらでも良いことなのですが

Have a good day ! 
コメント
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