食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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夏バテ防止につるむらさき

2013-08-20 | 体の熱を冷ます
今日のテーマはちょっと珍しい「つるむらさき」です。
夏の暑さで心なしか元気がない葉物たちの中で、肉厚でツヤのある葉が印象的な野菜です。
古くから染料に使われていて、野菜として作られるようになったのは1970年代からだそうです。


青菜が少ない真夏が旬で、カロテン、ビタミンC・B2、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。
ほうれん草と比較してカルシウムはなんと約4倍、カロテンとビタミンCは約1.2倍あるとか。

漢方では熱を下げ炎症を抑える、疲労を回復する、便秘を改善するなどの働きがあるとされています。
夏バテに効きそうですね。
体をとても冷やす性質なので、すでに冷えを感じている方は食べ過ぎないようにしてください。お腹を壊している方は控えてください。

茹でておひたしにするのもアリですが、ちょっと土臭いので炒めて食べる方がおススメです。
にんにく少々と一緒に炒めてしょうゆやオイスターソースで味付けすると美味しいですよ☆

それにしても旬の食べ物のパワーって本当にすごい!
その季節に体に必要な働きを、食べるだけで摂り入れられちゃうんですから。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
寒、酸/大腸

効能
熱を下げ炎症を抑える、滋養、便秘を改善する