食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

バナナは便秘に効くというけれど

2013-08-31 | 体の熱を冷ます
今日のテーマは「バナナ」です。


食べてすぐエネルギーになり長く持続するので、アスリートの栄養補給にぴったり。
東京マラソンの道中でランナーのみなさんに提供されていましたね。

豊富なオリゴ糖が大腸の善玉菌の栄養になるので、腸内環境の改善に効果があります。
カリウム、マグネシウムなどのミネラル類、ビタミンB群も多く、食物繊維もたっぷり。
また、抗酸化力は果物・野菜の中でトップで、免疫力を高める効果も確認されています。

漢方では、熱を取り除き腸を潤す、体内の毒素を排出する働きがあるといわれています。
便秘に効くとはいわれていますが、体をとても冷やす性質なので、冷え症で便秘の人にはあまりおすすめできません。

冷え症で便秘の人は、体を温める食材や、気力・体力をアップする食べ物を摂った方が、便秘解消につながります。
バナナを毎日食べているのにお通じがよくない…という冷えを抱えた方は、この方法を試してみてください。
便秘についてはまた別の機会に取り上げますね。

朝食でバナナを食べている方は多いと思います。
暑い夏や暑がりの人は大丈夫ですが、朝起きて毎日最初に摂るのが体を冷やすバナナだと、知らないうちに冷えがたまっていきます。
1週間のうち3日だけ食べる、温かい紅茶と一緒に摂るなどの工夫をしてみてください。

とはいえ安いからつい買ってしまうんですよね(^ ^;)
そんな時、うちでは皮をむいて適当な大きさにちぎり、体を温める黒砂糖とシナモンをふって電子レンジ(500w・ラップなしでOK)で50秒ほど加熱し、温バナナで食べています。
1分ちょっとでできて意外と美味しいですよ☆

いま『はじめての薬膳』のテキストをバージョンアップ中です。
先日開催した『はじめての薬膳』のワークショップで、参加者の方から
「食材の味・色と体の関係性がもっとつながるといいな」
という感想をいただいたのがきっかけ。
9月の会では新たなテキストをお披露目します☆

9/3(火)の『薬膳に親しむお茶会』は本日、9/8(日)の『作って食べて潤う秋の薬膳』は明日、申込み〆切です。
上記以外の日程も受付中。
食べ物のパワーに触れて健康気分を満喫してください(^_-)

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【漢方的分析】
性味/帰経
寒、甘/胃・大腸

効能
熱を取り除き腸を潤す
体内の毒素を排出する