食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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冷えを取り胃腸を元気にするかぼちゃ

2013-07-25 | 気力・体力アップ
今日はきゅうりの回でレシピに登場した「かぼちゃ」です。
漢方では体を温め、疲労を回復し、胃腸の調子を整える働きがあるといわれています。

かぼちゃに含まれるビタミンEは、血行を促進し体を温めるので、冷え症の緩和、冷えから来る肩こりにも効果があります。
冷え症の人はもちろん、エアコンに当たり過ぎた、冷たい飲み物や食べ物を取り過ぎて冷えを感じた時に食べるとよいです。

夏バテで食欲のない時、梅雨に胃腸の調子が悪くむくんだ時にもおすすめです。消化機能を健やかにし水の代謝を促進してくれるのです。
出す力を補うので便秘も改善できます。

また、豊富に含まれているカロテンが粘膜を強くするので、胃粘膜の保護もしてくれますし、秋冬の乾燥して風邪を引きやすい時期にも食べたい、免疫力アップのために年中取り入れたい食材です。
冬至にかぼちゃを食べる習慣は、昔、冬の野菜は葉物ばかりだったので、栄養価の高いかぼちゃを貯蔵しておき、冬に食べることで風邪を予防していたんだそうです。昔の人の知恵は本当にすごい!

丸のままなら冷暗所で1~2ヵ月も保存できますが、カットしたものは早々と種の部分から傷んできます。ワタと種をくりぬいてラップすれば、冷蔵庫の野菜室で5日ほど保存可能です。

選び方は、丸のままの場合は、ヘタが枯れて渇いてまわりが窪んでいるものが完熟しています。皮に艶があって硬く、しっかりと重みのあるものがよいです。
カットしたものは、種が大きくしっかりと詰まっていて、果肉の色が鮮やかなものが美味しいです。

うちでは1/4カットを買ってきて3センチ角に切り分け、電子レンジで4~5分チン!小分けにして冷凍しておきます。
再びレンジでチンして、
ドレッシングをかければかぼちゃのサラダに
インスタントみそ汁の具に
お肉と一緒に炒め物に
カレーやシチューにプラス
コンソメスープに入れて煮溶かし、牛乳を加えてかぼちゃスープに

小分けにするまでは面倒ですが、作ってさえおけば、時間がない時や疲れてできるだけ手間を省きたい時に重宝しますよ~(^_-)-☆
きゅうりの回でご紹介した「きゅうりとかぼちゃの冷や汁」は、この冷凍かぼちゃを使った一品でした。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘/脾・胃

効能
疲労を回復する、消化機能を整える、便秘や胃痛を改善する


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