食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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痰を切り、胃腸を整える春菊

2017-03-02 | 老廃物を出す
久々に食材について取り上げますね(^ ^)
今回は春菊♪


「春」の「菊」と書きますが旬は冬です。
鍋を食べる機会が多くなる、だいたい10月~3月が主な出回り時期です。

皮膚や粘膜を保護してくれるβカロテン、お肌やカゼ予防にうれしいビタミンC、ミネラルや食物繊維も豊富です。
強い香り成分には自律神経に作用して胃腸の働きを促進し消化吸収をよくしたり、咳を鎮める働きがあります。

薬膳では、痰を切り咳を鎮める、気の巡りをよくして胃腸の働きを整えるなどの働きがあるとされています。

肺の熱を取る働きがあるので、黄色い痰が出る時に摂り入れてみてください。
(漢方では黄色い痰は肺に熱がこもっている状態と考えます)

食欲がない時、お腹が張ってげっぷが出る時、胃の調子が悪くて口臭がある時などにもおススメです。

香りが強い野菜は気の巡りをよくしてくれます。
ストレスを発散してリラックスしたい時、眠っているのに夢ばかり見る時などにもいいと思います。

ところで春菊って“苦い”というイメージがありませんか?
苦いからあまり好きじゃない…という方も多いかも。

あの苦み、実は加熱時間に関係してるんです!

生のままだとほとんど苦くありません。
薬膳の性味も「辛・甘」です。「苦」は入っていません。

加熱して10秒過ぎると苦みが増し、20秒を超えるととても苦くなります。

なので、鍋物の春菊が苦くて好きじゃない(´・ω・`)という方は、最後に加えて本当にササッと火を通すだけにすれば、苦みを抑えられます。

汁物の具にする場合は、先に葉をちぎって器に入れておき、そこにアツアツのスープを注げば、加熱し過ぎを防げます。

私は最近、生で食べるのにハマってます!
葉をツナ缶や蒸し鶏、帆立やサーモンのお刺身と和えてサラダにします。
美味しいですよ~(*´艸`)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
◆性味/帰経
平、辛・甘/肺・胃(肝・心・脾などを加えている資料もアリ)

◆効能
痰を切り咳を鎮める
気の巡りをよくして胃腸の働きを整える



締め切り間近!3月のワークショップ

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料金:3,500yen(テキスト代込み、薬膳茶・お菓子付き)

『春の体調を整える薬膳・食養生』 3/25(土) 11:00~15:00
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