食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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そろそろ食べ納め

2014-05-02 | 老廃物を出す
みなさん、今年の春は「たけのこ」食べましたか?


店頭で見かける国産の大きなたけのこ(孟宗竹・もうそうちく)は、そろそろ食べ納めです。
大好きなので名残り惜しいです(´・ω・`)

たけのこは、食物繊維のセルロースが豊富。腸をきれいにしてくるのはもちろん、コレステロールの吸収も防いでくれます。
カリウムも多く含むので、塩分の排出を促し、むくみの解消や高血圧予防も期待できます。
少量ですがビタミンB1・B2・Cも含んでいます。

切り口に出る白い粉状のものは、アクではなくチロシンというアミノ酸の一種です。
脳内のドーパミンを増やしてやる気をアップさせる効果があるそうなので、洗い流さずにそのまま食べましょう(^ ^)

漢方では、体の余分な熱を取り、痰を切り、むくみを改善する働きのある食材だと考えられています。
しつこい黄色い痰が出る時、胸がつかえる感じがする時、脂っこいものの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎで体が重く感じる時などに食べてみてください。

また、腸を潤し便通を改善する働きもあるとされています。
解毒の働きもあり、はしかや湿疹の薬膳にも用いられます。

たけのこって下茹でが手間なんですよね…でも自分で茹でたたけのこって本当に美味しいですよ(^ー^)
GWのひととき、たけのこを一から茹でて食べてみませんか?そんな休日があってもいいですよね♪
今回は、上手な下茹での仕方をご紹介します。

たけのこの茹で方

(1)軽く泥を洗い流し、先端の1/4~1/3ぐらいのところをざっくり斜めに切り、皮の部分に縦に1カ所切り込みを入れる(茹でた後むきやすくするため)。
根元のブツブツの部分は、大根の皮をむくように包丁でむいておく。


(2)大きな鍋に、たけのこと米ぬかひとつかみ、赤唐辛子1~2本を入れてたっぷり水を注ぎ、沸騰したら中~弱火で約1時間茹でる。たけのこが浮いてこないように皿などで落し蓋をする。

(3)根元に竹串が通ったら火を止めて、そのまま鍋ごと冷ます。

(4)冷めたら取り出して皮をむく。根元の残ってしまった皮は、割り箸などでこそげるようにするときれいに落ちる。


すぐに料理して食べるのが一番美味しいですが、水にひたした状態で冷蔵庫で保存すれば1週間もちます☆

根元の少しかたい部分は薄切りにして若竹汁(たけのことわかめのお吸い物)に、それ以外の部分はたけのこご飯にしました!!
わかめにも、熱を冷まして余分な水分を取り、痰を排出する働きがあるので、相乗効果バッチリです(^_-)

ごちそうさまでした~(*´艸`)

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
寒、甘/胃・大腸

効能
体の余分な熱を取り、痰を切る
腸を潤し便通を改善する
解毒



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