一般財団法人は将来有望な若手音楽家に名器の弦楽器や弓を無償貸与し、日本の芸術文化の振興に寄与する活動を行う団体です。
2013年に伊藤忠彦氏が設立
10周年を迎えた記念コンサートには、貸与したヴァイオリニスト12人のうち7名が参加するプログラムとなった。
ヴィヴァルディ 四季より
協奏曲第1番ホ長調 春 ソリスト 渡邊紗蘭
協奏曲第2番ト短調 夏 ソリスト 河合勇人
協奏曲第3番ヘ長調 秋 ソリスト 北川千紗
協奏曲第4番ヘ短調 冬 ソリスト 中野りな
室内楽 N響室内楽 / チェンバロ 水永牧子
(休憩)
イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調バラード
ソリスト 松田理奈
ベリオ 協奏的二重奏 ニ長調 Op.57 No.3 第2楽章、第3楽章
ソリスト 城戸かれん 松田理奈
メンデルスゾーン 弦楽八重奏 変ホ長調 Op.20 第4楽章
東亮汰、横島礼理、村尾隆人、大宮臨太郎、中村翔太郎、
三国レイチェル由依、宮坂拡志、小畠幸法
チャイコフスキー 弦楽セレナーデ 全楽章 (出演者全員)
当初 後半のベリオの演奏に荒井里桜さんが予定されていたが、体調不良で城戸かれんさんに代わった
荒井さんの降板は残念だったけど、それでも聞きごたえたっぷりの充実したコンサートだった。
前半のヴィヴァルディは現在ヴァイオリンの貸与を受けてい居る若手ソリストが季節をわけて演奏。
皆最近の日本音楽コンクールの入賞者
それぞれの個性も感じる演奏で、これから注目していきたいし、活躍が楽しみです。
また、コンサートで四季1~4番を通しで聴いたのは、今回が初めて。
予想以上に楽しく、また聴きたいを思いました。
今まではオーケストラのコンサートに行くことが多かったけど、室内楽もチェックしていきたい
会場の王子ホールは〇十年ぶりという久しぶりに来た。
銀座松屋の裏というロケーションの良さに改めて感心したし、日本経済が勢いがあった頃は無茶苦茶もあったけど、多方面に財産を残していることに感謝したい。
コンサートの企画も次々と発表され、楽しみと同時に忙しくなってきた、という贅沢な嘆き