*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!*****
佐藤青南のストラングラーシリーズ
前作の最後に刑事簑島が我を失って強姦魔に暴行を加えてしまい、先行きが全く読めない状態で終わってしまった。
失礼ながら、シリーズの途中終了かな、などと思ったほど。
続くシリーズは簑島が結果的に強姦魔を殺してしまい、殺人犯として全国指名手配され、簑島自身の行方が分からなくなっている。
警察内の捜査が「ストラングラーは簑島だった」という結論に向かいつつあることで、簑島の殺人で一旦は方向性を失った簑島と死刑囚明石に関わる人々は、再び集結する。
ストラングラーシリーズ最終章
真犯人をあぶり出す捨て身の作戦に真犯人側から飛び込んできた感じ。
「朱に交われば赤くなる」というか、「腐ったミカン」だったというか。
人を職業で蔑視した最低の犯罪だった。
ストーリーとしてはTVドラマ向きに感じた。
兄貴と配役妄想も楽しんだ。