今回も再び白山室堂へ
7月21日の日はクロユリを見ることが出来なかったので再び白山室堂に
前回観光新道を下山した時、写真も撮らずにスルーした蛇塚。登山者が積んだものかと思っていましたがこんな伝説があったそうです。現地にはこんな説明表示も無かったので気が付きませんでした。
蛇塚(じゃづか)
観光新進(旧越前禅定道)の殿ケ池が避難小屋から馬のたてがみを経て黒ボコ岩に向かう途中に、蛇塚と呼ばれる石を積んだ塚がある。ちょうど小さなハ舎のいの様相をしている地点で、地滑り活動に伴ってできた亀裂(クラック)の中の凹地に1メートル余りの高さに石が積まれている。
白山を聞いたと伝えられる泰澄が、山頂近くで登山者に危害を加えていた3千匹の蛇たちを諭したが、千匹だけどうしても悪さをやめないので、やむなくこの千匹を切り殺して埋め、その上に石を積んだという伝説がある。
また泰澄は、残る2千匹のうちの千匹には、鳩ケ湯新道の登山口にある刈込地に、あとの千匹には山頂の池(千蛇ケ池)に棲むよう命じたということも併せて伝えられている。
今回のコース
08:00 別当出合登山口 遅くの出発で到着が遅れ8:00からの登山開始となってしまった。
何時も通りに目についた草花、景色を撮りながら登る、でもいつっものようにのんびりしている時間は無いので写真もほどほどに先を急ぐ。
不動滝の流れもまだ健在だ、しかしこの流れもいつまでだろうか。
甚之助避難小屋は相変わらずにぎわっている。
此処で休憩と思っていたが登山者が多く先に進むことに、甚之助避難小屋を過ぎると徐々に視界が開けてくる。それに伴い自然と花も多くなり、立ち止まり写真を撮ることが多くなってくる。
写真を撮りながら登っていると登りも苦にならなくなるいくつかの水場を過ぎると頭上に黒ボコ岩が見えてくる。ここっから十二曲がりの急登が始まる
十二曲がりを登り黒ボコ岩を過ぎ弥陀ヶ原へと出る。正面の小高い丘を登ればもう室堂だ。
室堂に到着、出だしが遅かった分時間も随分押して来ている、あまりゆっくりする時間がない。早々に昼食をとり、クロユリ探しに。南竜から登って来た人が咲いていましたよ。と言っていたことを思い出し、南竜へのコースを辿ることに。
今回目的のクロユリ
比咩神社祈祷所の鳥居をくぐり御前峰に向かうコース、すぐに分岐点が現れるここで左に行くと千蛇ヶ池方向池巡りコース、右に行くと大倉尾根、トンビ岩コース。
今回は此処を右に曲がる、大倉山方向に進み大倉尾根分岐点より南竜ヶ馬場に下る展望コースを行く。
分岐点から右に入ったとたんにクロユリが沢山咲いている(なぜ前回室堂平を散策しなかったのだろうか?)。
大倉尾根分岐点までの間クロユリの群生が多くみられる御前峰は相変わらず霧の中
分岐点から展望コースに入ったところで分岐ポイントその奥には御前峰わずかに雪が残る。
分岐点からしばらく行くとシャクナゲが少し残っていました。
飛騨地獄覗きと言われる付近から地獄谷を覗く、眼下に見えるのは大白川ダムによって堰き止められた白水湖。
大倉尾根の稜線と大倉山(2038.6m)
地獄谷を左に見ながら下って行く、ここでもクロユリ、ハクサンコザクラ等々たくさんの花が咲いている。
コース中間付近のアルプス展望台
眺望はと言うとご覧のように雲の中
アルプス展望台から先は南竜まで先を急ぐ
下って行くと南竜ヶ馬場テントサイトが見えてくる。時間も随分押して来てしまっている南竜山荘に着いたのが15時過ぎ最終のシャトルバスに間に合うのか少々不安になって来た。
先を急がなければと思いながらシャッターを押す。
エコラインの斜面に咲くニッコウキスゲの群生
不動滝に続く万才谷、谷間に見える構造物は赤谷へと繋がるトンネルの入り口で万才谷の水を流すためのバイパスだ。
昨年秋にここを訪ねた時の投稿、
手取川渓谷を訪ねて 010-5-2 別当出合から別当谷・甚之助谷・万才谷排水トンネル
万才谷排水トンネルを訪ねて南竜ヶ馬場より万才谷へ0032023.11.05撮影2023.11.08初回更新2023.11.11再更新2023.11.12再々更新南竜分岐点に到着ここで大正4年に竣工の谷止工...
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15:30 南竜道と黒ボコ岩方向の分岐点で最後の撮影カメラを荷物の中に仕舞い後はひたすら下山。
15:49 甚之助避難小屋
16:24 中飯場
通常なら最終バスは16:30だが、本日は17:00が最終なので此処まで来ればもう一安心。気を引き締めてもうワンピッチ。
16:42 別当出合到着
無事下山何とか間に合ってよかった。チケットを買いバスに乗車、コーラでのどを潤す。
白山登山 2024.07.27
タイム 08:40
距離 おおよそ12.9km
登山から半月以上が過ぎてしまった記録、この一週間後には再び池巡りに登山。