金沢の坂道【長良坂・不老坂・御参詣坂】
桜坂より犀川を上流方向に向かうと数本の坂道がある。
『御参詣坂』
「藩政時代、法島村から祇陀寺の向こうへ至る坂と、今一つ崖の下から桃雲寺手前の野田往来へ至る坂をこう呼んだ。野田山墓地に参詣することからこの名がついた。」
『不老坂』
「細く急な坂道であったが,明治の中ごろ上菊橋とつながり,のち拡張整備され縁起の良いこの名がつけられたという。近くに風呂場があり,不老長寿によいというので,この名で,呼ばれたともいう。」
『長良坂』
「旧長良町へ上がるのでこの名がついた。犀川のがけふちにあり、川風が吹き上げてくるので、吹上とも呼ばれていた。」
どの坂も趣があり散策しても面白い。古地図など持って藩政時代へと思いを馳せてはどうだろう。
金沢の坂道【長良坂・不老坂・御参詣坂】写真