SERIE A 第7節 10/2(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)
サンプドリア 1 - 1 パレルモ(前半0-0)
- (後半15分)パレルモ[1]
ネストロフスキ
- (後半49分)サンプ
フェルナンデス
負けを覚悟したが、本当に最後のチャンスでフェルナンデスのブザービートゴール!まぁそれで引分けも情けないが、取りあえず5連敗は阻止
[試合前情報]
4連敗中のサンプと、前節ユーヴェに惜敗を喫したパレルモの対戦。まぁ先は長いし、恥ずかしい話だが残留争いの直接対決と言われてもしょうがない対戦。パレルモは名物会長「ザンパリーニ」のやる気が失せたらしく、身売りの意思も示しており実際選手もかなり流出した(バスケスとか)。間違いなくしっかり勝点を稼がないといけない相手だ。
さて、サンプはサーラが怪我から、バッレートが出場停止から戻ってくる。早速その2人はスタメンに復帰。左SBは継続してキャプテンのレジーニ。また前節お休みだったトレイラも、チガリーニに代わってスタメンボランチに戻った。トップ下はプラート、フェルナンデスとの争いを制してリッキーが先発。元パレルモ勢としては、キャプテンまで務めたバッレート、さらにGKヴィヴィアーノ。不調にあげくチームだが、相変わらず干されてるカサ坊。ボリアスコに見学に来たファンの少年が「ユニフォーム下さい」とせがんだところ、「俺は今背番号が入った自分のユニさえ与えられていないから、あげられないよ・・・」と。なんとも切ない・・・
一方パレルモは第2節で早くもバッラルディーニが辞任。3節から後任に座ったのは37歳と若いデ・ゼルビ監督。昨季は選手時代の古巣のフォッジャをレガプロで昇格プレーオフまで導いた。フォーメーションは3-4-2-1。昨季サンプが採用していたフォーメーションだ。しかし陣容は結構厳しく、ここ2年で主力のディバラ、バッレート、ケア、バスケス等を次々に売り払っている。今季加入の目玉はフリートランスファーのディマンティと言うのは少し寂しい。彼と期待のスウェーデン人ヒリエマルクをダブルトップ下に置き、ワントップはマケドニア代表のネストロフスキ。この試合の後に行われたイタリア代表対マケドニア代表のW杯予選で、パンデフと2トップを組んで先発出場していた。元サンプ勢としては右WBのリスポリがいる。
↑↑©ilsecoloXIXより 奇跡の同点ゴールを決めて喜ぶ我らが10番!!
★久々、通常の日曜デイゲームで行われた試合
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
ムリエル クアリアレッラ(60分シック)
アルヴァレス(81分プラート)
リネッティ(64分フェルナデス)バッレート
トレイラ
レジーニ(Cap) サーラ
シュクリニアール シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFドド、ペレイラ、クラインツ
MFエラモ、パロンボ、チガリーニ FWブディミル
Palermo (3-4-2-1): Posavec; Cionek, Goldaniga, Gónzalez, Rispoli, Gazzi■94分, B. Henrique (25′ s.t. Jajalo), Aleesami; Hiljemark (11′ s.t. Chochev), Diamanti (s.t. 43′ Bouy); Nestorovski.
ベンチ: Marson, Fulignati, Vitiello, Andelkovic, Sallai, Balogh, Morganella, Pezzella, Lo Faso.
監督: Roberto De Zerbi.
*
備考:退場:後半49分Gazzi;警告:前半21分Alvarez,28分Hiljemark,後半1分Gazzi,後半7分Gónzalez,30分Diamanti;16′Viviano;チーム保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数1.304人(26.259 euro);芝状態良好
<あらすじ>
前半4分 ムリエルがドリブルで持ち込んでミドルシュート。この試合初シュートはGKポサヴェックがCKに逃れる
4分 チャンス!左からのCK、ムリエルがニアでヘッドですらしてクアリアレッラがボレー。しかしDFが身体でブロック…
14分 カウンターからムリエルがペナ内で1対1。個人技からシュートまで。しかしわずかにニアに外れる
20分 カウンターに入るディアマンティをファールで止めてリッキーにイエロー■
27分 バッレートを後ろから倒してヒリエマルクにイエロー■
39分 ネストロフスキがペナ内でフリーで球を貰うが、なぜかパスを選択。しかもミスパス。助かった~
42分 右からのリッキーのCK。ファーでバッレートがヘッドで合わせるが、GKパンチング
ロスタイム1分。
46分 GKへのバックパスに対してクアリアレッラがプレッシャーをかけ、ミスを誘発。GKのパスをムリエルがカットしてそのままシュートまで持ち込むが、キーパー何とかパンチングで逃れる
そのまま終了
↑↑©foxsportより 中盤での攻防 リネッティ
前半は0-0。シュート数はサンプ9(枠内3):パレルモ2(枠内1)。いわゆるファンにとってストレスの貯まる展開。サンプはかなり積極的に前からプレスに行き、ボールは取れていたし回せてはいた。ボールは持てていたのでピンチはほぼ無かったが、ラストパスにアイデアも精度も欠き決定機をなかなか創れない。リッキーの出来がかなり悪かったのも原因の一つか。サンプの攻撃はほぼ右サイドからに偏っていた
後半1分 ガッツしか無いガッツィがリネッティを倒してイエロー■
7分 ムリエルのユニ引っ張ってゴンザレスにイエロー■
10分 ゴールキックからムリエルがカウンター。抜群の早さを生かして1対1のシュートまで持ち込むが、GKが足でセーブ
11分 ヒリエマルクに代わってチョチェフ投入
後半15分 ネストロフスキGoal:0-1
→サーラのミスパスから相手のスローイン。パレルモは素早くリスタートして、左サイドを突破して中央に低いクロス。シュクリニアールがクリア届かずに、フリーのネストロフスキへ。ネストロフスキは落ち着いて1対1を決めて先制・・・
その後SUDの下で挑発的に喜ぼうとしてネストロフスキに対して、怒って突っかかったヴィヴィアーノにイエロー
16分 クアリアレッラに代わってシック投入
19分 リネッティに代わってフェルナンデス投入
23分 ブルーノ・フェルナンデスの直接FK。GKが2歩動いてキャッチ
24分 惜しい!ムリエルの右からのシュートクロス。ファーにフェルナンデスが突っ込んできたが、わずかに届かず
25分 エンリケに代わってヤヤロ投入
29分 レジーニに代わってディアマンティにイエロー
36分 リッキーに代わってプラート投入。今日の出来から考えて当然の交代。むしろ遅すぎるぐらいだ
42分 右からのクロスを、中央でフェルナンデスがオーバーヘッド。わずかにバーの上
43分 ディアマンティに代わってボウイ投入。守備固め
ロスタイム4分
47分 ガッツィ、シックのドリブルを引っかけて倒して2枚目のイエロー、退場。サンプ残りわずかで数的有利に■■
後半49分 フェルナンデスGoooooL:1-1
→左サイドからプラートのクロス。中央で敵DFがヘッドでクリアしたボールを、フェルナンデスがダイレクトでボレー。ややアウトにかかった豪快なボレーは、そのままゴールに突き刺さる!サンプ、まさに最後のチャンスで同点!!!
↑↑©il sussidiario.itより
↑↑©ilovepalermocalcio.comより 落胆する元サンプのリスポリ
ロスタイム4分 そのまま終了。1-1
(ポイント)
・今季初引き分け
・フェルナンデス、共に途中出場で2試合連続ゴール
・唯一と言って良いパレルモのチャンスで失点
・戦術を超えた武器、カッサーノやドドを特効薬に使ってみても良いのでは無いか!?
・裏番組ジェノア対ボローニャでボローニャのガスタルデッロ退場。1人でDERBYやっていたのだろう。熱い!
・ネストロフスキ、ここ4試合で3得点。この試合の後のアズーリとの試合でも活躍
・イタリア代表では遂にDFロマニョーリがデビュー。2試合連続スタメン。遂に気づいたか
・2週間の代表ウィーク休み後に第8節
とりあえず連敗は4で止まった。しかし内容の割には得ている勝点が少ない。まぁもうしばらくは、騒がずにジャンパオロを見守る方が良いと思うが。ただ、ドド、ジュリチッチ、カッサーノ等は謎の宝の持ち腐れになっている可能性が有る。ダメならダメで冬のメルカートまでには決着をつける必要があると思うが。
次のペスカラはジャンパオロが30歳で現役を退き、指導者の道を歩み始めたクラブ。そして監督オッドの父はなんとジャンパオロが現役時代の監督だった。オッド父がジャンパオロをMFからDFリベロにコンバートしたらしい。また、トレイラにとっては古巣対決にもなる。敵のCBカンパニャーロ、フォルナジエールは共に元サンプ。そんな因縁の相手。その次がいよいよDERBYなので、サンプより順位が下のこの相手に取りこぼしは許されない!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA第8節 2016年 10/15(土) 対ペスカラ @ペスカラ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)
’16-’17 SERIE A
7試合 2勝1分4敗 勝点7 得点7 失点10 得失点差-3 現在15位タイ
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero93:
Il mondo del calcio oggi si divide in 3 categorie:
giocatori normali,fuoriclasse e Leo Messi.
格言93:
現在のサッカー界において選手は3津のカテゴリーに分類される:
普通の選手、スーパースター、そしてレオ・メッシ