2019-20 SERIE A 第27節 Roma 2-1 SAMPDORIA 痛い逆転負け

2020-06-28 01:22:53 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

ローマは1日にしてならず・・・

そんな格言がある。

サンプも前半は1-0で折り返して、良い試合を戦っていた。あわよくば勝ちまで見えていた。

しかし、首都ローマ制圧は簡単では無かった・・・

Serie A 第27節 6/24(水) 21:45@オリンピコ(ローマ)  主審:カルヴァレーゼ氏(Teramo出身)

ローマ 2-1 サンプドリア

得点者:前半11分ガッビアディーニ⑦

    後半19分ジェコ、40分ジェコ

↑↑©Goal.comより

ガッビアディーニのゴールで先制するも、ジェコのスーパーボレー2発に沈む

[試合前情報]

 マッチプレビューで予想したスタメンからサンプ2人、ローマ3人外れた。しかし大方の予想に反してサンプが4バックで来る事は読めたし、なかなか満足

そして私がキープレイヤーにあげていたGKアウデーロは開始早々からファインセーブを連発して、あのまま勝っていたらダブルヒーローの内の1人になっていた

しかしジェコ1人にやられた。

そして残念ながらジェコをマークしていながら2点決められた吉田の責任もかなり重大


さて、ラニエリ監督はやはりインテル戦の後半良かった4バックを使ってきた。ただし2トップではなく4-5-1。

まず、出場停止はいないが、怪我で召集外はクアリアレッラ、フェラーリ、マローニの3人。結局クアリアは間に合わなかった。
DF陣はCBに吉田トネッリ、右にタフガイベレシンスキ、左にやっぱりアウジェッロ。ここを当てた新聞は無かったはず!だってインテル戦のムッルー良くなかったもん
エクダルがこの日はキャプテンマークを巻いてアンカー。その前を右にトルスビー、左にリネッティ

サイドハーフは右がデパオリ、左がヤンクト

FWはキャプテンクアリアレッラ不在のままで、前節休んだガッビアディーニ。そしてプリマヴェーラのFWダミーコがベンチ入りした

元ローマはラニエリ監督ベルトラッチ

SAMPDORIA<4-5-1> 監督クラウディオ・ラニエリ

      ガッビアディーニ(63分ボナッツォーリ)

ヤンクト リネッティ トルスビー デパオリ

(63分レリス)  (70分ラミレス)

       エクダル(Cap)

 アウジェッロ(80分ムッルー)   ベレジンスキ

    トネッリ    吉田

        アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ DFチャボット、コリー、ムッルー MFヴィエイラ、アスキルドセン、ベルトラッチ FWラ・グミーナ、ダミーコ

イエロー:ヤンクト、ベレジンスキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ローマはフォンセカ監督の4-2-3-1。

出場停止はいないが、怪我でGKパウ・ロペスと至宝ザニオーロがいない

GKはそこで元サンプのミランテ

DFはスモーリングと冬加入したイバニェスの2人をセンターに、

右は個人的に好きなスピードスターブルーノ・ペレスで左にキャノン砲コラロフ
MFはヴェルトゥとボランチを組むのがディアワラ

1トップのジェコの下をC・ペレス-パストーレ-ムヒタリアンが支える形

元サンプはGKミランテ

Roma(4-2-3-1) 監督:パウロ・フォンセカ
       ジェコ(cap)

ムヒタリアン パストーレ C・ペレス

(84分カリニッチ)   (60分ペッレグリーニ) (72分ウンデル)

  ヴェルトゥ  ディアワラ(60分クリスタンテ)

コラロフ      ブルーノ・ペレス(60分ザッパコスタ)
  イバニェス スモーリング

      ミランテ

ベンチ:フザート、ペロッティ、ヴィジャール、ファツィオ、マンチーニ、スピナッツォーラ、クライファート息子

イエロー:ムヒタリヤン

*備考:無観客試合;芝状態良好

水曜21:45に行われたナイター。サンプは青-白-白のホームユニ。

この日は前日飲み過ぎて頭が痛いまま、2時間しか寝ないで試合に突入する(日本では深夜4:45~)と言う大変厳しいコンディションだった。あっ、関係ないか(笑)


<あらすじ>

ハイライト動画

Roma 2-1 Sampdoria | Dzeko’s brace guided Roma to a come-from-behind 2-1 victory! | Serie A TIM

Edin Dzeko’s brace guided 5th placed Roma to a come-from-behind 2-1 vi...

youtube#video

 

 開始からローマが、試合勘が無いとは思えない攻めを見せる。

パストーレやC・ペレスを中心にチャンスを作る。しかしジェコの左足、パストーレの右足、とほぼ1対1のピンチをアウデーロが2度のファインセーブ!

そうすると前半11分、突然のローマのディアワラの裏切り

ディアワラがバックパスと見せかけた絶妙なガッビアディーニへのスルーパス

⇒これを受けたガッビアディーニが、落ち着いてGKミランテをかわして角度のないところからゴーール!1-0

↑↑©Club Doria46より

その後もディアワラのスパイ活動は続き、パスミスと見せかけてヤンクトにカットさせて⇒ヤンクトすぐさまGKと1対1になるが、苦手な右足で決めきれない

そのCKを吉田麻也がアクロバティックなボレー⇒惜しくもゴールならず

32分にはCKのクリアのこぼれ球をヴェルトゥが豪快なミドル、同点・・・・

かと思いきや、その前の吉田のクリアがC・ぺレスのハンドを誘っており、VARによってゴール取り消し。九死に一生を得る

このハンドの判定は、2021~改訂されるハンドの微妙な定義変更(ほぼ全世界で、この再開リーグ戦からになっている)適用1号のようだ。

そしてロスタイム2分。前半はサンプの1-0で終了。
ポゼッションはサンプ42%:ローマ58%

入りはローマの方が良かったが、アウデーロの好セーブで流れを呼び込んで、敵のミスを突いて先制はサンプ。その後も何本かチャンスを作り、前半はサンプ良かった

後半も22人の選手は変わらず。

攻めっ気を強めるローマに対してサンプもスペースを消しながらカウンターで対抗

8分にはデパオリヤンクトの2人だけで大カウンターからチャンスを作り出す⇒しかしゴールは決められず

ここで1人の男に神が降臨する

19分 ペッレグリーニのロビングパス⇒吉田の裏を取ったジェコが、後ろからくる難しいボールを左足でダイレクトボレー 1-1

↑↑©Bahis Turkish.comより

デルピエロが名を挙げたフィオ戦の伝説のボレーのようだった

さらにコラロフがFKをポストにぶち当てるなど、サンプは防戦一方となる

18分に投入したレリスが失敗で、ここから流れが悪くなったと私は思う。大体、彼に左サイドは無理だ

ローマに行ってしまった流れ、それでも何とか耐えて、勝点1は持って帰れるかなぁと思っていた40分

今度はクリスタンテの適当なロビングパス⇒またも吉田の裏を取ったジェコが今度は右足でダイレクトボレー 1-2

もはやサンプに反撃する力は残っていなかった

交代枠を使ってラミレスを投入、勝ちに行った最後はこんな感じのフォーメーションだった
 サンプ後半25分~ 4-2-3-1
   ボナッツォーリ

レリス ラミレス デパオリ

  エクダル トルスビー

ムッルー      ベレジンスキ
   トネッリ 吉田  

    アウデーロ

それも実らず・・・

ロスタイム3分。そのまま1-2で終了

(ポイント)

・後半のポゼッションはサンプ34%:ローマ66%。最終シュート数はサンプ15本(枠内9):ローマ24本(枠内9)

・とにかくジェコ1人にやられた。吉田はカバーリングは良いが、フィジカル含めて直接の防御力の弱さを露呈

・良い戦いを見せていたので、勝点1すら持ち帰れないのは寂しい・・・

・7人いたDiffidatiの内、ヤンクトがイエローを貰って次節出場停止

・ローマ側の意見はこちらを参考にw↓↓

パジェッレ セリエA第27節:サンプドリア(H)

AS RomaWednesday, 24. June 2020Sampdoria2:1goals0 : 1Manolo Gabbiadini...

ASローマ速報〜ROMANISMO

 

ラニエリは試合後のインタビューで⇒

Roma-Sampdoria, Ranieri: «Meritavamo di più»

Non è bastato il gol più veloce del nostro campionato e una prova gagl...

youtube#video

 
 

「サンシーロの後半のようなプレーを、このローマ戦では最初からしてくれと選手たちに言った。そして選手たちはそれを実行してくれた。特に前半の内容には満足している」

「もう少しラストパスの精度を上げなければいけないかもしれない。クリスタンテやペッレグリーニの交代選手が試合の流れを変えて、ローマが良くなった」

「2点目はパスがそんなに良くなかったので、失点するとは思わなかった」

「負けに値する試合では無かった。勝点1すら持ち帰れないのは残念だ」

「ガッビアディーニのゴールは素晴らしかった。彼の左足は我々は良く知っているが、それにしても素晴らしかった」

「我々の状態は悪くない。ここからの3試合では勝点を取らないといけない」

「クアリアレッラは1週間見ていないが、そろそろ大丈夫ではないか?上双子筋という珍しい筋肉を怪我している。ここの怪我は大した事なくて休めば治るが、一歩間違えると長期離脱になる。無理はさせたくない」

などとコメント

もともとこのインテル、ローマの2戦は厳しい事は分かってた。

物凄く予想通りに2連敗してしまったのは勿論悲しいが・・・

ただ、どんな感じになるかわからなかった自粛中の想像に比べれば、現実のサンプを2試合観て現実に戻ってきた感じがする。

闘えてなくはない。この2試合で全員ある程度試して、いよいよここからは本番

ボローニャ、レッチェ、SPALと続く3連戦。ここはもう間違えは許されない。

最低勝点7。いや、百歩譲って6。本当に落ちてしまうぞ~!

改めて言っておく。私はセリエA再開にはずっと反対

FoooooooorzaSaaaaaaamp!!

27試合 7515 勝点26 得点30 失点47 得失点差-17 現在16

次節:セリエA 28 2021 6/28(日) 対Bologna@ジェノヴァ 現地19:30Kick Off(日本時間深夜2:30)



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