2019-20 SERIE A 第29節 Lecce 1-2 SAMPDORIA 勝利こそ全て！

セリエA再開後、4試合目にしてついに初勝利！

それも勝点1差で直接降格争いをしているレッチェ相手！！

しかもアウェイ！！！

ものすごーーーーくデカい勝利だった。まぁ内容は大して褒められたものではない。

でも、そんなの関係ない。この試合は勝利こそが正義

Serie A 第29節 7/1(水) 21:45＠ヴィアデルマーレ(レッチェ)  主審：ロッキ氏(Firenze出身)

レッチェ　1- 2 サンプドリア

得点者：前半40分ラミレス(PK)⑥

　　　　後半5分マンコース(PK)、32分ラミレス(PK)⑦

↑↑©Sportmediasetより

3本のPK。2本サンプ：1本レッチェ。とにかく3月8日以来、100日以上ぶりの勝利！

降格決戦はサンプに軍配！！

[試合前情報]

　マッチプレビューで予想したスタメンからはサンプが1人だけ外れた。まぁデパオリかヴィエイラどっちかと言うのは私も迷ってたから、ほぼ予想通り

左SBアウジェッロは現地記者が全く予想していない。私が凄いんじゃなくて、ちゃんと現場でもっと情報収集できるはずの現地記者は情けないんじゃないのか？

一方レッチェはこの降格決戦に、予想よりさらにディフェンシブな布陣を引いてきた。まず負けないために必死だ

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さて、ラニエリ監督は4-4-1-1を使ってきた。

ボローニャ戦から中2日での試合。怪我人も増えてきて、だいぶスタメンが強制的になってきた
ヤンクトが出場停止から戻ってきた。しかし前節のボローニャ戦でトネッリとリネッティが負傷。2人とも重症ではないが召集外
そしてまたまたまたクアリアレッラは間に合わなかった。怪我で召集外はクアリアレッラ、フェラーリ、リネッティ、トネッリの4人

DFはセンター、コリーと吉田麻也。右はベレジンスキを4連投
左は前節も良かったアウジェッロが先発でムッルーがお休み
MFはエクダルと前節休んだトルスビーのダブルボランチ。右にデパオリ、左に戻ってきたヤンクト
そしてトップ下にラミレス。
1トップはガッビアディーニを休ませてボナッツォーリ

元レッチェは、ベルトラッチがキャリアをスタートさせた時に3シーズンAとBでレッチェに在籍した

SAMPDORIA＜4-4-1-1＞　監督クラウディオ・ラニエリ

　　ボナッツォーリ(46分ガッビアディーニ)

　　　　　　　　　ラミレス

ヤンクト(83分レリス)　　　　　デパオリ

エクダル(Cap)(76分ヴィエイラ)トルスビー

アウジェッロ(76分ムッルー)　ベレジンスキ

　　　コリー　　吉田

　 　　　アウデーロ

ベンチ：GKセクリン、ファルコーネ　DFチャボット　MFアスキルドセン、マローニ、ベルトラッチ　FWラ・グミーナ、ダミーコ

イエロー：アウジェッロ、トルスビー

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レッチェはリヴェラーニ監督の5-3-2

ガチガチの守備重視で来た
DFはキャプテンのルチオーニが出場停止、ロッセンティーニが怪我と2人のレギュラーがいない。
MFはキャプテンのマンコース、ギリシャ代表のタクシディス、チェコ代表のバラクと多彩だ
FWはラパドゥーラが怪我で不在で、ファルコとやや下がり目に元サンプのサポナーラの2トップ
元サンプは今季💩ェノアへの禁断の移籍を果たしたサポナーラが、結局合わずに冬からレッチェに加入。あとリスポリ

Lecce(5-3-2)　監督：ファビオ・リヴェラーニ
　　　　　　ファルコ(68分ファリアス)
　サポナーラ(81分シャコフ)

マンコース(cap)　　バラク
　　　　タクシディス(46分ペトリッチョーネ)

カルデローニ(88分ヴェラ)　リスポリ

　　パズ　　ドナーティ

　　　メッカリエッロ(46分ババカル)

　　　　ガブリエル

ベンチ:GKヴィゴリート、サヴァ　DFモンテリージ、コレッラ、ラディッキオ
MFマセッリ、FWリモーリ

イエロー：パズ、マンコース

＊備考:無観客試合;芝状態良好

★水曜21:45、ミッドウィークに行われたナイター。サンプは紺-紺-紺の3rdユニ。

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＜あらすじ＞

ハイライト動画⇒

Lecce 1-2 Sampdoria | Gaston Ramirez Scores Two Penalties To Secure Victory | Serie A TIM

Gaston Ramirez’s two penalties helped move Sampdoria away from the bot...

youtube#video

 

両チーム、勝ちたいけど本当に負けたくない試合

やはり前半から潰し合いでなかなかチャンスが無い展開

数少ないチャンスはまずはホームのレッチェ

7分：CKのこぼれ球から、左サイドからファルコのクロス⇒メッカリエッロのドンピシャヘッド⇒アウデーロのファインセーブ

この時間(21:45キックオフ)スタートの試合でもまだ暑いらしく、25分には給水タイム

正直そこまで両チーム、チャンスらしいチャンスはほどんどない

突然訪れた好機は38分

FKからペナ内へ上げたクロスのクリアを先にボールに触ったヤンクトをタクシディスが倒してくれてPK！

40分：クアリア不在の為、ラミレスがこのPKを蹴る。思い切り蹴ったボールはGKガブリエルに触られて、止められたか！っと冷や冷やさせられたものの、

全てのサンプファンの日頃の行いが良かったので、ボールはバーに当たってゴールの方に転がってくれた！　１－０

↑↑©La Repubblicaより

ロスタイム3分。前半は1-0、サンプのリードで終了。
ポゼッションはサンプ50.8％：レッチェ49.2％

ラニエリ監督になってから、抜群のボールポゼッション率の低さを誇るサンプ。

多分前半だけでも相手よりポゼッションで上回るのは初めてじゃないかな？

それだけホームなのに引いて守ったレッチェという事だ

後半開始からレッチェは2枚替え。DFを1人削ってFWババカルを入れて4-3-1-2にしてくる

サンプは、前半バレたら審判によっては一発レッドだったかもしれない敵へのキック(故意かは本当に微妙だが)を見舞ったボナッツォーリに代えてガッビアディーニ投入

レッチェ後半～　4-3-1-2
　ファルコ　ババカル

　　　サポナーラ

マンコース(c)　　バラク

　　ペトリッチョーネ

カルデローニ　　リスポリ

　パズ　　　ドナーティ

　　　ガブリエル

それが実ったが、早速後半3分サポナーラからトルスビーが激しいタックルでボールを奪ったが、これがPKを取られる

裏切り者のサポナーラに対する制裁だから別に良いのに・・・厳しい判定だ

50分：キャプテンのマンコースがこのPKを右下に決めて同点・・・　１－１

いやー嫌な同点のされかただ。正直、この時点ではもうホントに最悪な結果までよぎって、気が気では無かった

もちろん、サンプも再び勝ちに向かってギアを上げ、ガッビアディーニがカウンターから惜しい左足シュートを放つもGKガブリエルの好守にあい

⇒こぼれ球を狙ったヤンクトは空振り三振

相手も必死、今年のサンプは貧打

試合が再び動いたのは引き分けも見えてきた29分

ドリブルでペナ内に突入したデパオリがパズに倒されてPK！！

さっきのをトルスビーのをPK取ったからには、このプレーもPK取らざるを得ないわなと言う感じのPK

30分：再び蹴るのはラミレス。やはりクアリアレッラほどの安心感は彼には無い。しかし今度は左足で右サイドに豪快に蹴りこんで再び勝ち越し！！２－１

その後はヴィエイラやムッルーなどフレッシュな選手を投入してリードを守りに行くサンプ

エクダルが交代したため、この日2得点のラミレスがキャプテンマークまで巻く

最後の交代でレリスを投入。これは止めなさいって言ってるのに

ロスタイム7分。

7分って言うロスタイムはものすごく長く感じる。体感では15分にも感じたロスタイムを何とか無事にやり過ごして

そのまま2-1で終了！！！！

(ポイント)

・後半のポゼッションはサンプ30.7%:レッチェ69.3%。いつものラニエリサンプに戻った。最終シュート数はサンプ13本(枠内4)：レッチェ15本(枠内6)

・まぁ最終的にPKは3つとも怪しかったなー

・とにかく勝利こそ全て。内容は褒められたものではない。でも関係ない

・今でこそ笑えるが、試合前は本当にこの試合の勝ち負けが残留の全てみたいな試合だった。その試合に勝てたのは本当に素晴らしい

・イエロー貰ったトルスビーが次節出場停止

ラニエリは試合後のインタビューで⇒

Lecce-Sampdoria, Ranieri: «Bene così ma non è finita»

La Sampdoria espugna Lecce e Claudio Ranieri può gioire per la prova o...

youtube#video

 

「当たり前だが激しい試合になるのはわかっていた。レッチェは当然勝って我々を順位で逆転しようとしていたし。しかし我々は全てのボールに対して闘っていた。

中盤でたまに集中力を欠く場面があったが、最終的にはこの難しい試合に勝てて良かった。サンプはここ数年降格の危機を持って試合をしていない。

それに対してレッチェはBから上がってきて、常に残留や降格と戦ってきているからだ。とにかく選手達にはおめでとうと言いたい」

「我々はこの結果を続けなければいけない。ミラン戦で良い試合をしていたSPALが次の相手なので、簡単ではない」

「我々のキャプテン(クアリアレッラ)はいよいよ帰ってこれるかもしれない。全体練習には合流するので、その結果次第では次節から出場できるかもしれない」

などとコメント

やっとセリエA再開後初勝利。降格圏内のレッチェとこれで勝点4差。💩ェノアとも3点差。

次のホームでのSPALとの試合が再びものすごく重要になる。

この試合で確実に勝てれば、一気に残留に向けて楽になる。

他力はともかく自力で残留ラインが勝点40とすると、あと9試合で勝点11。4勝すれば良い

次もこの気合で頼むぞー　Grazie Gaston！！

↑↑©Tele Nordより

FoooooooorzaSaaaaaaamp!!

29試合 8勝5分16敗 勝点29 得点33 失点51　得失点差-18 現在16位

次節：セリエA 第30節 2021年 7/5(水)　対S.P.A.L＠ジェノヴァ　現地19:30Ｋｉｃｋ　Ｏｆｆ（日本時間深夜2:30)