SERIE A 第14節 11/25(土) 15:00@レナト・ダラーラ(ボローニャ) 主審:マレスカ氏(Napoli出身)
サンプドリア 0 - 3 ボローニャ(前半0-2)
・前半(3分)ボローニャ[1] ヴェルディ
・ (23分)ボローニャ[2] ムバイエ
・後半(28分)ボローニャ[3] オクウォンコ
↑↑©samptwitterより
また鬼門のアウェイでウディネーゼ戦の過ちを繰り返してしまった。とてもユーヴェを破ったチームと同じチームとは思えない出来・・・勝ったのは土曜昼にもかかわらず、大勢詰めかけたティフォージのみ!
[試合前情報]
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。プレビューの予想からは、試合の直前にリネッティが怪我をして外れた。ベンチ入りはしたものの前節負った怪我でプラートも本調子でない為、ヴェッレが先発で左MF。あとは予想通りのレギュラーメンバー。最近定着してきたクアリアレッラがキャンプテンマークを巻く。元ボローニャ勢はラミレス。20歳の頃にボローニャでセリエAデビューして、2シーズン活躍した。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
サパタ クアリアレッラ(cap)
ラミレス(46分カプラーリ)
ヴェッレ バッレート
トレイラ
ストリニッチ(8分ムッルー)ベレシンスキ(66分アルヴァレス)
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ
MFプラート、カペッツィ FWコフナツキ
一方のボローニャはドナドーニ監督の4-3-3。怪我人はローマのディフランチェスコ監督の息子、フェデリコ・ディフランチェスコ。代わりには予想通りパラシオが入る。前線の予想は当たったが、バックラインがほぼ違った。右にセネガル代表のムバイエ。中央にマイエッタとドゥマイオ。左がギリシャ代表のトロシディスだった。パラシオとドゥマイオは非常にジェノア臭がして嫌な選手だ。でもこうやって見ると、ボローニャクラスのチームでもほとんどスタメンにイタリア人がいないのだから(まァサンプもそうだが)、イタリア代表は弱体しているわけだ。元サンプ勢はGKミランテ、ダ・コスタ、そしてMFのポーリ。ポーリもずっとサンプにいれば違う人生になっていただろうなぁ
Bologna(4-3-3) 監督:ロベルト・ドナドーニ
デストロ(46分マジーナ)
パラシオ(79分タイデル)ヴェルディ(69分オクウォンコ)
ドンサー ポーリ
プルガル
トロシディス■47分 ムバイエ
マイエッタ ドゥマイオ
ミランテ
ベンチ:GKブルッツィ、ダ・コスタ DFクラフト、マジーナ、エランデル
MFクリセティグ、ナジ FWクレイチ、ペトコヴィッチ
*備考:退場:前半47分トロシディス,警告:44分トロシディス,後半16分ベレシンスキ,25分フェラーリ;年間チケット保有者数13.620枚(1試合平均164.687 euro),有料入場者数6.572枚(257.883euro);芝状態そこそこ
★土曜15時キックオフで行われたアンティチポ。今年から無くなったTessera del Tifosoの影響か、アウェイながら多くのドリアーニが詰めかけた
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=cpxX5Xs9i0I
前半3分 ヴェルディGoal:0-1
→ペナ内でポーリのスルーからボールを受けたデストロ⇒DF背負いながら反転してシュート⇒ヴィヴィアーノが何とか防ぐ⇒しかし詰めてきたヴェルディがこのボールを押し込んでいきなり先制を許す・・・
↑↑©cdnsaleminteraactivemeより
8分 いきなりストリニッチがハムストリング負傷で交代。代わりはムッルー
前半23分 ムバイエGoal:0-2
→右からのCK。ヴェルディが左足でゴールに向かうクロス⇒ニアでムバイエが強烈なヘッドを叩き込む。早くも追加点を許す・・・
↑↑©ccalcioweb.euより
42分 チャンス!クアリアレッラのスルーパスが長すぎたが、ラミレスが強引にボールを奪い、角度が無い所から思いっきりシュート⇒GK正面でパンチング、CKに逃れる
44分 バレートを削ったトロシディスにイエロー■
44分 ペナ内、ファーでどフリーになったクアリアレッラ⇒しかしキックミスでシュートは外れる
ロスタイム2分
46分 トレイラのライン裏へのロビングパス。サパタが抜け出してボレー狙いにいくが、わずかに合わず・・・
47分 スルーパスで抜け出そうとしたサパタを後ろから引っかけ、トロイディスに2枚目のイエロー、退場■
48分 そのFK。ラミレスが左足で直接狙うが、壁に阻まれる。そのまま終了
↑↑©zimbio.comより
前半は0-2。ポゼッションはサンプ15分25秒:ボローニャ9分30秒。前半は引いてる相手に対してペースを合わせ過ぎ。ボールはかなり持てるが、横につなぐだけで効果的な攻めは見せられず。そんな中、いきなり先制を許すもあまりペースは変わらず。苦手なCKから続けざまに追加点を許す。前半も35分過ぎからようやくエンジンがかかり始めて、いくつかチャンスは作るが。1点でも返しとけば大分気分的にも楽になったと思うが。ラインの裏へのロングパスがなかなか効果的だったが、それに気づくのが遅かった。そしてあまりファールを取らない審判の癖を見抜けてなかったと言うのも有る。終了間際にトロシディスが退場になったので、それを後半生かせるか?
後半1分 ラミレスに代わってカプラーリ投入。カプラーリ投入は当然の予想通りだったが、守備的な選手を下げて入れるかと思いきや、同ポジションのラミレスを下げたのはやや意外
1分 デストロに代わって左SBのマジーナ投入。トロシディスが退場になった為に左SBを入れ直して、4-3-2にチェンジ
7分 ベレシンスキが右サイドを突破してペナ内に侵入。ラストパスはわずかにあわず・・・
16分 マジーナ倒したベレシンスキにイエロー■
21分 イエロー貰ったベレシンスキに代わってリッキー・アルヴァレス投入。バッレートが右SBに下がり、カプラーリをさらに前目に
23分 右CKからショートコーナー⇒バッレートのクロス⇒シルヴェストレのドンピシャヘッドはGKミランテがセーブ
24分 ヴェルディに代わって19歳のナイジェリア人、オクウォンコ投入
25分 パラシオ倒したフェラーリにイエロー■
後半28分 オクウォンコGoal:0-3
→リッキーのボールロストから大カウンターを食らう⇒左サイドをドンサーが猛進⇒ペナ内に侵入してラストパス⇒オクウォンコがこのボールをゴールに流し込む。サンプDF陣はオフサイドを主張するが、認められず。キツイ3点目
↑↑©new indian expressより
32分 決定的!ペナすぐ外からヴェッレのシュートはポスト直撃⇒はね返りをカプラーリがシュートするが、GKミランテの超ファインセーブでCKに逃れられる
34分 パラシオに代わってタイデル投入
ロスタイム3分。そのまま試合終了。0-3-の惨敗・・・・・・
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ36分24秒:ボローニャ28分42秒
・シュート数はサンプ16本(枠内12本):ボローニャ12本(枠内7本)
・ほぼ70%のポゼッションながら、0-3の惨敗。やはりサッカーはボール回しゲームでは無い
・後半、1人少なくなったボローニャが当然ガチガチに守ってきたため、ボールはさらに持てるようになるが結局効果的な攻めはあまり繰り出せず
・リネッティに続いたストリニッチ、この2人の怪我はでかい
・最後のカードは、リッキーじゃなくてFWのコフナツキで勝負して欲しかった
・相手のビッグクラブに比べると遅いテンポに合わせてしまった・・・そして一つのミスからカウンター決められて3点差になった時点で万事休す
・結局、強豪相手に素晴らしい出来で勝った後、アウェイで惨敗。ウディネーゼ戦と同じ過ちを繰り返してしまった
・相変わらずコーナーキックの守備が課題↓↓
昨年から兆候はあったが、今年は特にコーナーキックの守備が弱い。かなり簡単にフリーでヘッドを決められている。ここは一つ早急に改善すべきポイント。確かに今のサンプのレギュラーは、ボランチのトレイラを筆頭にベレシンスキ、リネッティなど弱冠小さめの選手が多く、そこを衝かれてヘッドで点を取られている。私の提案では、トレイラを1トップでカウンター要因として置いといて、サパタやクアリアレッラ等ヘッドに強い選手をペナ内に置いてとりあえず空中戦を何とか頑張る。ボールを奪えれば、リネッティやバッレート等ヘッドより脚力が上な選手たちでカウンターを繰り出すと言うのはどうだろうか。
残念ながら惨敗したサンプだが、今週は火曜に間髪いれずにTIM CUP(元々コパイタリア)の試合が有る。勝てばベスト16となる対戦で、去年セリエAからBに落ちたペスカラと対戦する。この惨敗を早く忘れるためにも、この日程はありがたいかもしれない。今年は去年より選手層も厚くなっているし、コパは数少ない狙えるタイトルなのだから積極的に狙って行って欲しい
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:TIM CUP 4回戦 2017年 11/28(火) 対ペスカラ@ジェノヴァ 現地21:00Kick Off(日本時間深夜5:00)
’17-’18 SERIE A
13試合 8勝2分3敗 勝点26 得点27 失点18 得失点差+9 現在 6位(1試合未消化)
1点目は厳しいかもしれないけどはじいた方向が最悪。出してコーナーにしてほしいところ。
2点目もビビの欠点である内に籠りたがる性格がでてしまった。あれはキーパー出なきゃダメでしょ。
日本代表で川口がよく蝶々眺めてて(ボールウォッチャーになること)中田英が「キーパーだろ!今の!」って怒鳴ってたのを思い出します。
それでも実力的にはプッジョより上だと思いますけど・・・
特に潜在意識で。
いつまで怪我明けの精神状態が続くんでしょうか?
プッジョーニや川口とは実力も給料も我々の期待も全然違いますからねー。
クラピカスの覚醒に期待するしかないですかね・・・
プッジョは先が見えてるし、レンタルで修行に出してる族で期待できる選手もあまりいなそうですし
ロメロ復帰の報道も出てましたね(笑)