SERIE A 第33節 4/18(水) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)
サンプドリア 1 - 0 ボローニャ(前半0-0)
・後半(48分)サンプドリア[1] サパタ
↑↑©genova24.itより
後半ロスタイム3分、試合終了10秒前に奇跡の決勝ゴール!まだEL出場権の夢は続く
[試合前情報]
サンプは前節のユーヴェ戦の惨敗から中2日、すぐさま立ち直りたいところ。ボローニャは残留はほぼ確実で、ただ上も臨めるわけでは無く去年の終盤戦のサンプ状態。モチベーションはそれほど高くないはずだが、そこはプロ。また選手個人個人は自分の売り込みの為にも、逆に必死にやってくる選手もいるだろう。しかし、そこはヨーロッパリーグ出場と言う確固たるチームの目標がまだ身近にある以上、モチベーションの差はしっかり出さないといけない。
ちなみにアンダータのアウェイでのボローニャ戦は0-3で完敗。開始直後に点を取られてリズムを崩し、そのまま追加点を立て続けに許した酷い試合だった。内容的にも完敗で、その借りもかせさなければいけないところだ。⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/fd22ff5f1b1ce71754cf439dc6047a63
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。中2日での試合の為、ミニターンオーバーを敷く。まず右SBはDERBYで負傷したベレシンスキが怪我から復帰。逆に左SBのムッルーの怪我は治らず(おそらく今季絶望)、レジーニも3日前にフル出場したと言う事でジャンパオロもついにタブーとなっていたストリニッチの起用に踏み切った。MFでは前節のバッレートに代わりリネッティがスタメンに復帰。トップ下はラミレスでは無くカプラーリが起用された。2トップのクアリアレッラの相棒はサパタでは無くコフナツキ。サパタは怪我で本調子では無いと言う事でベンチスタートとなった。元ボローニャ勢はラミレス。20歳の頃にボローニャでセリエAデビューして、2シーズン活躍した。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
コフナツキ クアリアレッラ(cap)(59分サパタ)
カプラーリ(69分ラミレス)
リネッティ(83分ヴェッレ)プラート
トレイラ
ストリニッチ ベレシンスキ
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ
MFバッレート、アルヴァレス、カペッツィ FW -
ーーーーーーーーーーーーーー---
一方のボローニャはドナドーニ監督の3-5-2。何とアンダータで対戦した時から、GKミランテとFWヴェルディ以外の9人のスタメンが入れ替わっている。フォーメーションも当時の4-3-3から3-5-2に変わっているし。まぁ前回惨敗しているのでその方が良いか。ミランテの前を守るのがコスタリカ代表のゴンザレスと元サンプでは無い偽ロマニョーリ。そしてスウェーデン代表のエランデル。MFは右にローマのディフランチェスコ監督の息子、フェデリコ・ディフランチェスコ。左にマジーナ。中央はアンカーの位置にクリセティグ、その前をナジと元スイス代表のジュマイリ。2トップがウルグアイ人のアヴェナッティとヴェルディだ。元サンプ勢はGKミランテ、ダ・コスタ、そしてMFのポーリ。ポーリはボローニャですらあまり出られなくなってしまっているのか・・・
Bologna(3-5-2) 監督:ロベルト・ドナドーニ
アヴェナッティ ヴェルディ(78分パラシオ)
ジェマイリ ナジ
マジーナ(63分ケイタ)ディ・フランチェスコ(90分オルソリーニ)
クリセティグ
ドンサー ポーリ
エランデル ゴンザレス
ロマニョーリ
ミランテ(cap)
ベンチ:GKダ・コスタ、ラヴァーリャ DFクラフト、ドゥメオ、ブリニャーニ、エムバイエ
MFポーリ FWファレッティ
*備考:警告:前半39分マジーナ,後半9分シルヴェストレ,35分パラシオ,39分クリセティグ;年間チケット保有者数16.635(1試合平均168.477euro),有料入場者数928(12.950euro);芝状態良好
★ミッドウィーク、水曜の夜20:45から行われたナイター。対ェノア用のチャントで
「Oh Genoano,Sei figilo di Troia.... Pezzo di Merda sei tu
Sei Rossoblu Sei Rossoblu」
=「おい、ジェノアーノ。お前は売春婦の息子だ。うんこ野郎とはロッソブルーのお前の事だ」
と言う歌が有るがユニの色もロッソブルー(赤青)で同じで、しかもサンプにとっては敵対関係のボローニャ相手にこの歌のGenoanoをBologneseに代えて歌われていた
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=YjmzcfuHnzk
前半は0-0。ポゼッションはサンプ14分33秒:ボローニャ10分06秒。中2日でのゲームの影響か、全体的に動きが重い。サンプも一応ボールは持てるが、それほど効果的なチャンスは作れず。一番のチャンスは前半29分。敵最終ラインでDFロマニョーリがトラップミスしたボールをクアリアレッラがかっさらい、GKと1対1に。Gkもかわして角度薄めのところからシュートを放つが、必死に戻ってきたDFロマニョーリにクリアされる。後はあまりチャンスも無く・・・
後半もなかなか点の臭いがしないが、24分にカプラーリに代わってラミレスが投入されて、この布陣が今年のレギュラー11と言えよう。その辺りからやや試合が活性化する。
- 37分 GKヴィヴィアーノがジェマイリのシュートがDFフェラーリに当たってコースが変わったボールをスーパーセーブ
- 41分 逆に決定的!ラミレスのスルーパスからペナ内でプラートがシュートを放つがDF懸命のブロック
- 42分 ポスト!クアリアレッラの左サイドからのクロス、フェラーリがポストプレーで落としサパタが左足半分オ-バーヘッドキックで狙う⇒惜しくもポスト
- 44分 途中出場のヴェッレのクロスからクアリアレッラのヘッド⇒わずかに右
と怒涛の攻撃を繰り広げたが得点は奪えず、ロスタイム3分。終了間際に
後半43分 サパタGoooooL:1-0
→右サイドFKからラミレスのゴールに向かうクロス⇒ファーでクアリアレッラがヘッドで折り返し⇒サパタが左足で密集にシュートを放つがブロックされる⇒そのこぼれ球をしぶとくもう一度右足でコロコロシュート⇒これが絶妙なコースに飛んでゴーーーーール!自身11得点目は貴重な貴重な勝ち越し弾!!
↑↑©BOLaroundより
そのまま試合終了。1-0!!!!
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ25分41秒:ボローニャ20分33秒
・シュート数はサンプ13本(枠内5本):ボローニャ7本(枠内2本)
・なかなかお目にかかれないサッカーのブザービートゴール。
・誰もが引き分けを覚悟した本当に最後のプレーで勝った!
・エンジンがかかるのが遅すぎだが、後半35分ぐらいからは何とか勝ちたい気持ちは少し伝わった
・やはりストリニッチの左SBは落ち着く。今まで通りのプレーを披露し、やはり出場できなかったのがコンディションでは無い事を証明…
↑↑©Getty Imageより
とりあえず、この勝ちは物凄く大きい。これでまだまだEL出場権の土俵にはしっかり乗っかっている。この結果、33節終了時の順位は以下の通り。
6位 Milan | 54 |
7位 Atalanta | 52 |
8位 Sampdoria | 51 |
9位 Fiorentina |
51 |
泣いても笑ってもあと5試合。7位に入れば良い。次はローマに乗り込んで難敵ラツィオとのアウェイ戦。この勢いを生かして勝ちたいが・・・・現実、せめて勝点1でも欲しい!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第34節 2018年 4/22(日) 対ラツィオ@ローマ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
’17-’18 SERIE A
33試合 15勝6分12敗 勝点51 得点51 失点49 得失点差+2 現在 8位
今日のカッサーノのアフォリズム(格言)”
numero201:
Non si dovrebbe mai piangere per una partita di calcio.
格言201:
たかがサッカーの1試合なんかの為に、泣いてはいけない
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます