いよいよ今夜はサンプが3/8日以来3ヶ月以上ぶりにピッチに降り立つ。
無観客の8万人収容のサンシーロに・・・
ずーっと言っているが、セリエAの再開は私はずっと再開反対
でも、やるからには一応楽しみだしサンプ戦は当然全試合観る。
ただ、実はイタリアのしかもスタジアムに通い詰めてるティフォージたちの間では、この無観客のセリエA再開は圧倒的に支持されていないと言う事をわかってないといけない
はっきり言って、日本の海外サッカーマニアには、現地人より詳しかったり情熱を持ってる人もたくさんいると思う。
ただ、やはり遠くから対岸の火事を眺めてる感は有ると思う。
なぜ反対されているかと言うと
もちろん、ずっと好きなサッカーが無くて、TVでも良いから見られるのを心待ちにしてるファンはイタリアにもいるだろう。
ただ、大多数はやはりスタジアムで仲間と騒ぎたい。無観客のサッカーに何の意味があるのだろうと。
そして何よりイタリアのコロナ事情は日本よりだいぶ酷い。感染者数は23万人を超えて、死者数は34000人以上。
我らがサンプでも最大8人まで感染者が出ている。そんな状況なので、再開してまた感染が広まったら中止にせざるを得ないとか、チームによって不公平になるとか・・・
そして、イタリアのウルトラたちは元々、TV放映権に重きを置いた今のセリエAの運営に大不満を持っている。そのせいで土曜や月曜開催が増えたり。
今回の再開も、ビジネス最優先でTV放映権が欲しいLega Calcioが、人命やティフォージの気持ちも全く考えずに再開に踏み切った、と言うわけだ。
NO al Calcio Moderno‼︎
↑↑やっとサンプマウスが届いた。筆者blog執筆風景。部屋が汚い(笑)
Serie A 第25節 6/21(日) 21:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ) 主審:マリアーニ氏(Roma1出身)
サンプドリア - インテル
得点者:
↑↑©Blucerchiandoより
ここにきて、新たなスポンサーが付いた。
San Bernardoと言うミネラルウォーターの会社。今シーズン終了までの契約。
クネオ(ピエモンテ)本拠の会社だが、リグーリア州も比較的に近くてジェノヴァはマーケットとしてすごい重要だと言っていた。
サンペレグリーノなどの硬水が大半を占めるイタリアのミネラルウォーターの中では珍しい軟水。スポーツ選手の身体にも良いはずとも言っていた
[試合前情報]
実は再開反対なのにはもう一つ理由があり、それは当然再開されると降格する危険性がある。正直、中断前の状況では体感で、残留は出来そうという結構な自信があった。全く保証は無いが、チーム状況も上向きでラニエリサッカーが定着してきて内容も良くなってきてたし、ある程度勝点が取れてきていたから
現在勝点26で16位のサンプ。通例、残留の目安勝点が40と言われる昨今のセリエA。残り13試合で14点。何とかなる数字だ。しかし、インテル戦が延期になったので、再開後いきなりインテル、ローマと言う強豪相手に共にアウェイで4日間の間に2試合まず戦わないといけない。これはかなりキツイ
インテルは勝点54で3位。スクデットは少し厳しくなってきているが、16勝3敗6分けの成績は立派だ。CL圏内はかなり濃厚。そしてコッパイタリアの準決勝が有ったために、先週すでに試合をやっている(結果は1-1の末にPKでナポリに反対)。正直、この差が非常に大きいと思う。ただでさえ戦力が違う上に、サンプは3ヶ月以上ぶりの実戦なのだから・・・
前回の対戦ではホームで1-3で敗戦。ディフランチェスコ監督時代なのであまり参考にはならないが。つまりラニエリにとっては初対戦となる↓↓
2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
最下位サンプと5戦全勝で首位のインテル。オッズをつけるのは物凄く簡単だろう。しかし、それが度々くつがえるのがセリエAの面白さでもある。実際、...
2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~
以下がサンプvsインテルにまつわるデータ集↓↓
直近5試合 アウェイでのインテル戦(SERIE Aのみ)
2018-2019: Inter-Sampdoria 2-1 73’ D’Ambrosio (I), 75’ Gabbiadini (S), 78’ Nainggolan (I)
2017-2018: Inter-Sampdoria 3-2 18’ Skriniar (I), 32’ e 54’ Icardi (I), 64’ Kownacki (S), 85’ Quagliarella (S)
2016-2017: Inter-Sampdoria 1-2 35’ D’Ambrosio (I), 50’ Schick (S), 85’ rig. Quagliarella (S)
2015-2016: Inter-Sampdoria 3-1 23’ D’Ambrosio (I), 57’ Miranda (I), 73’ Icardi (I), 90’+2 Quagliarella (S)
2014-2015: Inter-Sampdoria 1-0 90’ rig. Icardi (I)
※ここ5回の対戦は1勝4敗。クアリアレッラが3年連続で決めているが、後述するが今回は不在・・・
通算成績 インテルvsサンプ(セリエAでのインテルホーム)
試合:62
サンプ勝利:8
引き分け:16
インテル勝利:38
サンプGol:56
インテルGol:120
※やはりこの対戦で一生忘れられないのが1996-97のインテル3-4サンプ。1-3からサンシーロで逆転した、あれほど熱い試合はなかなかないだろう。正直あの試合で生涯サンプファンになる事を決めたと言っても過言では無い。後にファン・セバスチャン・ヴェロンがこの試合の後興奮して「味方だけどマンチョにユニを交換してくれてと頼んだ」と言っていた試合だ
通算成績 サンプvsインテル(SERIE A全部)
試合:125
サンプ勝利:20
引き分け:37
インテル勝利:68
サンプGol:115
インテルGol:228
※全体でもかなり相性悪く、通算成績は一番悪いのでは?そこまで悪いイメージ無いけどなあ
<予想スタメン>
さて、この試合の予想スタメンが難しい。現地記者でも4-4-2か3-5-2かで割れている。この中断期間にずっとラニエリが3-5-2を試していたからで、私もそれで来るのではと思う。インテルも3-5-2なので、中盤での争いで圧倒的に数的不利にならない為にも
ラニエリ監督の3-5-2。まず一番大きいのが、クアリアレッラが招集外。ラニエリは「クアリアレッラは軽い怪我だが、ずっと週3試合こなさなければいけない日程で怪我が悪化すれば全治1ヶ月でシーズンが既に終わってしまうので、リスクを冒したくない」と言っていた。いっそローマ戦も休ませて良いと思う。その他の怪我人はフェラーリがまだ戻ってこれないだけ。後は全員招集されている。出場停止はいない
DF陣は3バックの場合、吉田真ん中の右にベレシンスキで左にトネッリ。もしくは左にコリー、右にトネッリ
右WBはデパオリ、左WBはムッルー
エクダルがアンカーで、右にヴィエイラかトルスビー、左にリネッティかヤンクト
FWはキャプテンクアリアレッラ不在なので、ガッビアディーニの下をラミレスが支える形が予想されている
元インテルはボナッツォーリ
SAMPDORIA<3-5-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
ガッビアディーニ
ラミレス
リネッティ(cap) ヴィエイラ
ムッルー デパオリ
エクダル
トネッリ(コリー) ベレジンスキ
吉田
アウデーロ
ベンチ:GKセクリン、DFアウジェッロ、チャボット、コリー MFバッレート、ヤンクト、トルスビー、マローニ、レリス、ベルトラッチ FWボナッツォーリ、ラ・グミーナ
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インテルはコンテ監督の3‐5-2。出場停止はパデッリ。前回の対戦時とそれほど変化はなさそう。
ただ、攻撃的MFのエリクセンと左サイドのヤングと言う強力な2人が冬に加入している
DFはデフライを真ん中で元サンプのシュクリニアル、左は若干20歳のバストーニ。
MFはセンシ、ブロゾヴィッチが怪我中なので、バレッラとガリアルディーニ、もしくはボルハ・ヴァレロ。右はカンドレーヴァ、左は新加入のヤング。
そしてトップ下のような形でエリクセン。ちなみに怪我人はその他にベシーノとゴディン
2トップはルカクとラウタロ・マルティネスかな?
元サンプはGKパデッリ、ベルニ、DFラノッキア、シュクリニアールの4人
Inter(3-5-2) 監督:アントニオ・コンテ
ルカク ラウタロ・マルティネス(サンチェス)
エリクセン
ヤング カンドレーヴァ
ガリアルディーニ バレッラ
(ボルハ・ヴァレロ)
バストーニ シュクリニアール
デフライ
ハンダノヴィッチ(cap)
ラニエリ監督の試合前の会見⇒
Inter-Sampdoria: le parole di Ranieri
Le parole del tecnico blucerchiato Claudio Ranieri all'anti-vigilia di...
youtube#video
「選手たちは良く練習してくれた。もう中断前の状態までチーム状態を戻す事が出来たので満足だ。ただ、敵との試合をまだやっていない。試合勘が無いのが不安だ」
「4ケ月前と言うのは、すでに一つの時代だ。通常の開幕前と似てるかもしれない。2ケ月間、開幕前まで準備したのは一緒だが、最大の違いは通常の開幕前は選手たちは1ヶ月間のバカンスを経て、ストレスを全て失くしてサッカーをやりたいという気持ちがMAXの状態で来ている事だ。今はそうではない」
「3バックはかなり練習した。選手たちは4-4-2と4-3-1-2で戦う事には慣れている。しかし何回か試合中3バックを試して結果はなかなか良かった。そこで、長く練習時間が取れる時に少し多めに練習してみた」
「インテルのコッパイタリアのナポリ戦はよーく観た。インテルは間違いなく強い。3,4回チャンスを作って、オスピーナ(ナポリのGK)がスーパーセーブをしなければ勝ってもおかしくなかった。間違いなく強敵だ。そして彼らは90分間戦っている。我々はまだだ」
と語った
(私的キープレイヤー ):ガッビアディーニ
はっきり言って、ポゼッションは圧倒的に負けるだろう。試合の流れから得点をとるのはかなり難しい戦いになると思う。ましてクアリアレッラが不在。
そこで、なんとかセットプレーから強力な2本のキャノン砲、ガッビアディーニとラミレスで得点を獲りたい。ガッビアはクアリアいないFWとしての動きも重要になるので、彼をキープレーヤーとした。ディフェンスは吉田中心に亀のように耐えて守り、仮に無失点で抑えたりすれば、翌日の日本のスポーツ紙は1面で取り上げてくれるだろう。
(私的勝利確率 ):勝利5% 引き分け25% 敗北70%
逆境だらけ
・何度も言っての通り、今年のインテルは強い。
・試合勘でもサンプは差をつけられている
・サンシーロでの勝率も物凄く低い
・単純に16位vs3位
しかし世の中に100%は無いし、サンプはいくつもの奇跡を起こしてきた。仮に引き分け勝点1が持ち帰れても、十分意味がある。かの有名な安西先生もこう言ってる
FoooooooorzaSaaaaaaamp!!
25試合 7勝5分13敗 勝点26 得点28 失点44 得失点差-16 現在16位
次節:セリエA 第25節 2021年 6/21(日) 対Inter@ミラノ 現地21:45Kick Off(日本時間深夜4:45)