お買いモノ考

-欲望なすがまま-

かっさ弾丸棒

2017-06-18 | リペア・メンテナンス


アビーレザースティック

じゃなくてマッサージ用のかっさ棒<弾丸型>というものを買いました。

用途はもちろんマッサージではなく、コードバンの手入れ用としてです。
代用可能な理由はアビーレザースティックもかっさ棒も原料は牛の角であることで、靴好きの間では有名だと思います。
アビーは7,000円超、かっさ棒は黒の水牛角であれば1,000~2,000円台です。
一体なんなんだ、この価格差は。

実はこのかっさ棒2つ持っています。笑
従来のかっさ棒は「左」のもので、弾丸タイプ「右」はいわば後発品。
コードバンの手入れ用としてで購入する靴好きが後を絶たなかったようで、メーカー側も目を付けたのでしょうね。アビーレザースティックそっくりな形の"かっさ弾丸棒"となる商品名で販売を始めていたようです。以前はこんな形なかったもん。

早速使ってみます。Alden1339です。

手入れ前がこちらの状態。

手入れ後がこちら。
元々そこまでな状態ではありませんでしたがなかなか良いのではないでしょうか?

ビフォーはありませんが、ブルックス名義のコードバンローファーも擦ってみました。
この靴はあんまり良いコードバンじゃないかなって今まで思っていましたが、見違えるほどツヤが出ました。

室内で見ても変わったなぁと思います。
かっさ棒も2種類ありますので靴によって使い分けようと思っています。
大きい方はマッサージにも使えますよ!元はマッサージ用ですからね。


ライダー3のリペア

2017-04-02 | リペア・メンテナンス


2月にBonta注文靴の仮縫いへ行った際、チャーチ・ライダー3のヒール交換とスエードクリーニングをお願いしました。

純正と同じくダイナイトヒール。

安定の仕上げ。

ピッカピカです。

ダイナイトヒールのお値段は2,400円と相変わらず破格!
都内近郊の修理屋さんは取り過ぎなんじゃないの?と思ってしまいます。

アッパーのスエードクリーニングは劇的変化とまではいきませんが、全体的にしっとりして帰ってきたような気がします。

以前(2013年10月)が↑こんな状態であったのでだいぶマシになったかな。


無印のツリーとブラシ

2017-01-10 | リペア・メンテナンス


会社の後輩が先日Tricker'sのbourtonを買い、メンテナンスを教えて欲しいということで色々買いに行きました。
結局自分も買っている始末ですが。笑

ちなみにこれが後輩のネイビーバートン。
バートンは僕が履くと羽根の開き方がキレイじゃないんですよねぇ。。。

コロンブスの豚毛ブラシです。今まで化繊のブラシを使っていて豚毛に切り替えたいなぁと思っていたので購入です。

化繊のブラシよりハリがあってとても使いやすいです。今まで使っていた化繊のブラシは後輩に譲りました。

無印良品のレッドシダーシューツリーです。安いもので何とかという思いがあったので、これかABCマートのツリーで合う方をと考えましたがbourtonにはこれがピッタリでした。30%OFFで1,750円だったので自分も購入。笑
ABCとは違い無印のはワンサイズ(25~28cm表記)なのでサイズが合う人は限られてしまうのが欠点です。

ヤスリ付きですがあまり使用することはないでしょうね。


スコッチグレインの純正修理

2016-12-26 | リペア・メンテナンス


仕事用のスコッチグレインを先月修理に出していました。
納期はかなり長めで、1ヶ月ちょっとで仕上がってきました。

修理部位はトップリフトです。
購入時に付いていたスコッチヒールへの交換です。

なかなかの仕上がりです。

ブランドロゴの入った中敷きも新しいものに交換してくれるのは純正修理ならでは。
エイジングを通り越してかなり変色していましたからね、ロゴの文字など解読不能でした。笑

コバも綺麗になってました。

この靴はウェルトに亀裂が入っていますが、お願いして接着してもらいました。

ハーフラバーの端も剥がれかかっていましたが、これは頼んでもいないのに接着してくれていました。

修理は概ね満足なんですが、一つだけ気になる個所があります。。。
画像ではよく分かりませんが、左足トゥの中央辺りに身に覚えのない凹みのようなものが。。。

触ると明らかに凹みがあるのが確認できました。
仕事の靴なのでアチコチぶつけております。自分でつけた凹みのなのかつけられたのか正直分かりません。
ただステインリムーバーで擦ってみたらその部分だけ水分をよく吸って色が変わったのでやっぱりつけられたのかも。。。トゥの中央はやすりで削った覚えもありませんし。
かなりガタのきている靴の為、スコッチには言いませんけど、もし凹ましたのなら気を付けてもらいたいですね。 納期が長い上、値段もそんなに安くはないのですから。(今回は4,000円弱でした。)

まぁクラックも改善していませんし、、、今回は我慢します。
以前クラックをヤスリで削りましたが改善もない上、削った部分の革が薄くなってしまいました。
結果として削らない方が良いと思います。いつか革がパックリ割れる気がしています。

恐らく今回のトップリフトが削れる頃にはお釈迦になりそうな予感ですが、もう少し頑張って下さい。タコを作りながら無理矢理足に合わせた靴なので少し惜しい気もします。
ちなみにスコッチの修理は中敷き以外にもシューレースも交換してくれますが、私は購入時に付いていた紐を216円のロー引き(スコッチのシューレースです。)へ交換していました。
そういう場合でも購入時の紐でなくロー引きのシューレースに交換してくれるそうです。


Alden1339 トップリフト交換の比較

2016-11-26 | リペア・メンテナンス


先日触れたトップリフトの交換を紹介します。
依頼したのはAlden1339コードバンチャッカで去年5月にリフトは交換したのですが、ラバー部分が薄いだけでなく耐久性も悪かったようで大して履いてもいないのに交換となりました。
前回同様ダヴテイルで交換しましたので修理の比較をしてみます。
↓【Bonta】今回

↓【都内某修理屋】去年5月


↓【Bonta】今回

↓【都内某修理屋】去年5月

どちらも釘の打ち方は純正同様となっておりますが、飾り釘の処理がBontaの方が断然丁寧です。例の修理屋はパッと見キレイですが釘を見ると非常にチープな処理ですし、釘の間隔も微妙に異なります。まぁ履く分にはもちろん何の問題もないですけどね。好みの問題です。
丁寧な修理屋さんは飾り釘の仕上げがキレイだと最近感じます。
またBontaはヒールの淵にコテを入れてるので印象が異なっていますね。
唯一残念だったのがヒール側面の凹み。
どこかにぶつけたのか、配送中についたのかわかりませんが、 仕上げがキレイなだけに目立ってしまいます。
とは言えラバー部分は前のリフトより厚みがありますし、値段もBontaの方が800円以上安いです。(今回は3,024円)
耐久性は履いてみないと分からないので答えが出るのは暫く先です。