昨年10月に惜しまれつつ閉店した町田の古着屋SUPER MAX。
ありがたいことにお店の方とは親しくさせて頂いており、お店を畳んだ後もお客さんを交えてのバーベキューや飲み会等々お誘いを頂いております。
仕入れ担当の方が大岡山でアンティーク雑貨店を営んでおり、先日その近くの公園で旧SUPER MAX有志の皆さまとお花見をしてまいりました。服好きな方ばかりですので、服の話から良質な洗剤の話、その他雑談等楽しい時間を過ごしながら花見は終了。2次会は例のお店でやろうという無茶振りでこれを買ってしまいました。笑
前置きが長くなりましたが、パタゴニアのキルトアゲインジャケットです。
大体アンティーク雑貨店に何で服があるのか?という突っ込みが入りそうですが古着も少しだけ取り扱っているのです。
袖の付け根が襟からのラグランスリーブ。バックパックを背負った時も快適だそうです。
ジャージっぽいので革靴で合わせるよりスニーカーで合わせた方が良いかも。
何か違和感があると思ったらロゴが現行とは異なっていました。
このブランドタグはこのシリーズ用にアレンジした旧ロゴのようです。
このジャケット生地の殆どがリサイクル素材だそうです。
着古したパタゴニアのベースレイヤー(登山用の肌着)の切れ端(ポリエステル)をイタリアにあるカラマイ社という会社でリサイクルし、更にそのカラマイ社が回収している、着古したウールのセーターを混紡、糸の強度を上げるためにナイロンを加えたものがこのキルトアゲインシリーズのリサイクル生地です。(他にダウンベストがあるみたいです。)
ビックリしたんですが糸は染色せず、回収した肌着とセーターを色ごとに分類し、調整することで思い通りの色を生み出しているようなのです。すごい技術ですね。
上の画像、ファスナーから左が表地で右が裏地です。裏はフリースになっていて様々な色の糸がネップのように散らばっているのが見て取れます。
これは裏地。
5%のナイロン以外は全てリサイクル素材です。
リサイクル率95%!recycling programってある通りですね。
チョークストライプのデザインですがストライプがジッパーに沿って平行でなければ検品ではねられてしまうこと、更にジッパーとリブの部分は新品のためその辺が課題だとこの動画でパタゴニアの人が言っていました。リブ自体はリサイクル出来るけど、リサイクル糸を使ってリブは出来ないんだって。動画を見てとにかくリサイクルに拘ったジャケットだと分かりました。
ポケットはメッシュになっていまして、、、
ポケットのジッパーを降ろすと水玉模様っぽく見えます。そういう狙いではないんだろうけど。
レギュラーフィットですが結構細身だと思います。
ちなみにこれは古着でなく新品(デッドストック)です。
ちょっと年季が入ってそうでしたが、、、
2008年なので9年ぐらい前のモノみたいですね。ちょっと古いぐらいでした。
キルトアゲインジャケットで検索したらなんとZABOUのブログにもありました。アメリカ買い付け商品で2008~2010年までの3年間取り扱っていたようです。
話が戻りますが花見当日は日が暮れてから気温が急激に下がり、Gジャンで来ていたので寒くて寒くて。店のシャッターが開いた瞬間にこれが目に入ってすぐ試着したぐらいですから気にはなっていましたが、寒さもきっと購入を後押したと思います。なんせ着て帰ったくらいですから。笑
yesteryear(アンティーク雑貨&古着)
東京都大田区北千束1-50-17 相川ビル1F東側(※赤の雨除けが目印)
東急大井町線・目黒線「大岡山駅」より徒歩約3~5分くらい。
仕入れ担当だった方の新しいお店です。珍しく宣伝します。もし良ければ行ってあげて下さい。