5月のことですが、プラっと立ち寄ったDistrict UNITED ARROWSにてポップアップが開催されていました。
シューズデザイナーの荒井 貴文さんが自身の名を冠したブランド"TAKAFUMI ARAI"
そのポップアップでした。元々、多色の革を縫い合わせ、靴を作っていたようで、それがアローズの栗野さんの目に留まったそう。Districtで靴を展開しようと考えたようですが、全てハンドメイドで全て一点モノ。同じサイズでもパターンが変わり雰囲気も変わってしまうので頓挫してしまい、それならとキルトとタッセルを作り、靴を売るのではなく、既存の靴に付ける方式での販売が決まったそうです。
5月のポップアップでは荒井さんも常駐しており、制作の実演もしていました。
その日は後輩がBEAU DESSIN(ボーデッサン)という鞄が欲しいということで、買い物に付き合っていました。日暮里にあるajendaという旗艦店で鞄を買い、近くにアトリエがあるということで、デザイナーの生嶋さんとも色々お話をさせて頂き、自分が買ったわけでもないのに作り手から話を聞けるのは素晴らしいと感じながら、帰路につく途中で立ち寄ったのがDistrictでした。
話を色々聞いていると上の画像に書いてある"余剰皮革"というのはボーデッサンの鞄を作る際に発生した余り革だったということが分かり、こんな偶然あるのかと驚いたのをよく覚えています。一目惚れ状態でしたので買う気満々でしたがポップアップ初日だというのに黒しか残っておらず、聞けば期日未定でまた入荷はあるとのこと。予約しようと思いましたが予約は受け付けていないとのことで入荷連絡をお願いして、その時は泣く泣く帰宅。
9月に入り、待ちに待った入荷連絡をもらい、買いそびれるものかと入荷初日にGETしてきました。写真の多色づかいと黒が各10個ずつの入荷。一つ売れていましたがまだまだたくさん有りじっくり選ばせて頂きました。悩みに悩んでこの配色のキルトを購入。
左右でも当然パターンは異なります。デザイナーの荒井さんのセンスで革とステッチの配色を決めているそうですが、ホントに秀逸な色合わせです。このセンスが僕にも欲しい所です。。。
裏から見てもステッチがキレイです。ロゴも入っております。
縫い合わせの革は漉いてありますのでボリュームはそれなりに抑えられています。すべて手縫いですし、かなり手間が掛かっています。
ロジェIIとアヴィニョンに付けてみました。
多色使いなので煩くなるかと思いきや、色合わせのバランスが良いのでそんなことはありません。寧ろキルトの色を一つでも拾えば、キレイに収まります。
革靴はボリュームのあるラウンドトゥでウェルトが張り出しているモノが合うと思います。逆に細身の靴やコードバンの靴には合わなかったです。
靴のシルエット、素材などに相性がありそう。。。ただUチップの靴は特に合う気がしますね。ロジェIIは抜群に合います!
簡単に付け方も。他の付け方もあるみたいですけど、これが一番シンプルかと。
キルトだけ買う予定でしたが、なんやかんやでタッセルも買ってました。笑
付け方は真ん中の穴にシューレースを通して、先端を結べばOK!
シューレースの先端はプラ製の硬いテープで巻かれていますが、長さがないと通すのがちょっと大変。これだけのためにピンセット買いました。笑
Tricker'sのカントリーに付けてみました。アクセントになってこれも結構良いです。
今までキルトやタッセルは、目を引くものがなくスルーしておりましたが、これはホントに良いです!自信を持っておススメします。
靴の表情を変えられるのは楽しいもんです。新たな靴の購買意欲も抑えてくれるかも!と密かに期待しております。笑
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