地震と、NHKTVに切り替えるとヘリコプターから厚真町の大規模な土砂崩れの
映像に、言葉が出てきません。
台風21号の大雨で緩んだ?地盤が1㎞以上に渡り崩れ、家々を押し流し、
20人ほどの方々の安否不明との報道。その他には今後明らかになるでしょう。
思い返すと21世紀に入り地球は活動期に入ったのではと考えたくなります。
始まりは2004年12月26日のスマトラ島沖地震、ドミノ倒しのように日本では
2011年3月11日東日本大震災で、その後の日本各地の地震や火山噴火は
頻発しており、日本は災害大国として認識し、減災に努めなければなりません。
奈良は静かな朝で今日も真夏日で暑くなるのですが、秋雨前線の北上に伴って
夜には雨が降り始め4日ほど続くとか。
関西もまだ停電世帯が、台風からの復旧にも支障が出るのではないでしょうか。

昨晩は、京都でミッシャ・マイスキーのチェロの「おはこ」を聴いてきました。
世界トップアーティスト&京都市交響楽団との「夢の共演」と題した
「京響スーパーコンサート」、登場はラトビア出身の世界的チェロ奏者である
ミッシャ・マイスキーを招き、オール・ドヴォルザーク プログラムとして
交響曲第8番ト長調op.88(ドボハチ)とチェロ協奏曲ロ短調op.104(ドヴォコン)を
京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一さんの華麗なる指揮ぶりとマイスキーの熱演を
京都コンサートホール、大ホールの前から6番目の席から見つめていました。

30歳で若きコンサートマスターになられた泉原隆志さんはもう38歳、率いて8年の
歳月がたちましたが、いつまでも若く、演奏もマイスキーにひけをとらない情熱の
ある弾きぶり、そしてトランペットなど若い団員の方にいい音が奏でられており、
広上・高関・下野さん3人のご指導もあり、将来が楽しみな楽団ですね。
自らを「世界人」とされるミッシャ・マイスキーさんは、イタリア製のチェロに
オーストリアとドイツ製の弦を張り、フランスとドイツの弓で弾かれています。
休憩後、登場され演奏が始まりました。じっと京響の音を聴かれ、徐々に曲中に
入られたのか体で表現しながら・・・
はじめのボウからの音、なんともいえない響きが伝わってきました。
おはこですが、いつもながら感情のこもった演奏で心の底から揺さぶられました。
アンコールは、ご自身から”チャイコフスキー、アンダンテ・カンタービレ ”と
andante cantabileは、弦楽四重奏曲第1番(作品11)第2楽章の通称でしたね。
歩くような速さで、そして表情豊かに、歌われた演奏になりました。