カメラを片手に

セイヨウヒキヨモギは帰化種で要注意

雲の隙間から陽差しが届き始めた朝の最低気温は14.6℃と暖かく、午後になり
雲も取れだせば、午後3時半前には25.1℃と夏日となりました。
昨日の雨で霞みも取れたかのように澄み切り、東の春日奥山もくっきりと。
      15時、24.4℃、48%

午前中用事で出かけて戻る途中、近鉄電車内から東花園列車区に留め置かれた
珍しい青と白の車両、新スナックカー12200系を改造した15200系団体専用車
「あおぞらⅡ」の2両編成が二編成見られた。
      

12200系の派生車として2021年10月8日に登場した19200系「あおによし」も
種車ですね。
      西大寺駅構内

難波へ回送中の80000系「ひのとり」にも出会えた。


そういえば、上皇ご夫妻、4年ぶりの地方訪問で京都・奈良へおいでに。
今日15日の「葵祭」王朝行列が16日に延期になり、残念なことでした。
明日の奈良へは近鉄観光特急50000系「しまかぜ」に乗車されるでしょうね。
      2020.6.30

さて駅から歩いて帰れば、道筋には花々が咲き誇っている。
自治会の駅前へ通じる道端、咲きだしたサツキや桜の植え込みの根元で、
ホタルブクロ・蛍袋」がもう咲いているのです。
わが家の小庭のホタルブクロ、花穂が伸びて小さな蕾が出たばかり。
      

      

それともう一つ、昨年から検索するも名前の判らない花に今年も・・・
穂状花序に唇形の黄色い花、グーグルレンズで調べれば「パレントゥセリア・
ヴィスコサ」、和名は「セイヨウヒキヨモギ・西洋引蓬」という外来帰化種。
何と便利なことか
      

パレントゥセリア・ヴィスコサはヨーロッパ南西部原産のハマウツボ科
セイヨウヒキヨモギ属の1年草で半寄生植物。
世界各地に分布域を広げて帰化し問題となっており、日本でも1973年に
千葉県船橋市内で初めて確認され、以後急速に生息域を広げている。
日当たりいい場所を好み、各地の河川敷や土手、野原などみられる。

ヨーロッパから渡来し、草姿が同じハマウツボ科の日本在来種ヒキヨモギに
似ることから命名された。
なお在来種ヒキヨモギは、葉の形がヨモギに似て、茎を折ると中の維管束が
糸を引くように出てくるから「引蓬」との説もあり、奈良、京都、石川、宮崎
など各地で絶滅危惧種に指定されている。

花期は5~7月で、草丈は30~50㎝で、穂状花序に長さ2㎝程の黄色い唇形花を
付ける。下唇が大きく、先が3つに裂けて張り出す。
特徴として葉や茎などに腺毛が密生し、触るとべとつく。

またハマウツボ科の植物には寄生植物が多く、セイヨウヒキヨモギは葉緑体を
持ち、他の宿主から栄養をもらう一方で自ら光合成をすることで、半寄生植物
とされるが、特定の宿主は選り好みしない。
このことから、在来植物への影響が懸念されている。      

平城京跡でも見たことがあり、困ったことになりますね。

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コメント一覧

mn1944
上皇ご夫妻がご乗車されるという、近鉄特急「しまかぜ」を撮りに・・・我が家の次男が。
近鉄京都線の沿線に住まいする我が家から近いのです。
我が家の息子たち所謂「撮り鉄、乗り鉄,食べ鉄」
冒頭の近鉄特急勢ぞろいには、拍手喝さい。
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