カメラを片手に

ヒイラギ・柊の花がそっと咲く

奈良の最低気温10.9℃を示した7時前に、台所に山の端から朝日が差し込む。
      6:54

遠くの春日奥山も靄っているが、午後1時現在最高気温は23.7℃まで上がり、
20℃を越えは今日で4日続きにと。
      10時

地球温暖化なのでしょうか?

「NHK NEWSおはよう日本」、北海道沖ではサケやサンマの不漁に代わり、
マンボウやブリの水揚げが続いていると。
原因として地球温暖化により、海水温が平年より極端に高くなる状態が5日
以降続く『海洋熱波』が考えられるらしい。

連れ合いがツワブキの横で『ヒイラギ 』が白い花を咲かせているよと。
『ヒイラギ・柊・疼木・柊木』漢字が示す如く、暦での冬の訪れとともに
今年も花を咲かせてくれましたが、先月の剪定でかなり切り込まれたので、
花芽がないと思いこんでいた。
柊の花人知れず人知れず』 田畑美穂女 


モクセイ属なのでほのかに匂っているのに、気が付かないなんて!
柊の花一本の香かな』 高野素十

花言葉は「用心深さ」、「保護」、「歓迎」 

枯れた『ヒイラギ』の葉でも縁の刺に触るとヒリヒリと痛みませんか。
和名はこの「ヒリヒリと痛む」という古語動詞である「疼(ひひら)く・ぐ」の
連用形「疼(ひひら)き・ぎ」が名詞化されたと。

この棘から魔除けにと鬼門などに植えられたりしますが・・・
古木になると葉の棘が無くなり丸くなるとされる。
我が家のヒイラギは35年以上にもなるのに、まだまだ棘が出ている。

花は葉腋から白色の小花が出ているが、雌雄の別々の雌雄異株の植物で、
雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実すると。
我が家のこの柊は実ができないし、二本の蕊が出ているので雄株だ。

今年5月20日に「さだまさし」さんが『柊の花』という歌をリリースされた。
 存在理由~Raison d’être~ というアルバムの中の一曲
     宵闇の手探りの中でこそ
     仄かに匂う柊の花 
     見せかけの棘にそっと隠した 
     その麗しくゆかしき花 

     その花の名前を呟くとき 
     美しさとは何か 
     誰も居ない末の秋に咲いて
     冬とすれ違いに行く花
     ・・・・・・・・・・

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