昨夜のやや激しい雨が止みだした深夜の14.1℃が最低気温となり、夜明けと
共に天候は急回復、お昼前から上空は青空で日差しが戻り、15時前の25.4℃
が最高気温となった奈良です。
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その奈良のシンボルといえば、国宝の興福寺五重塔(50.1m、1426年再建の
6代目 )もその一つ、今回瓦の葺き替えなど120年ぶりの大修理で、素屋根
の鋼鉄桁が五重塔の二層目に届き、この7月には全体が覆われてしまいます。
2030年末ごろまで、猿沢池に映る姿を見ることが叶わない。
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そして100年前1924年この日、詩人で書家の「相田みつを」の誕生日、
栃木県足利市生れ、17歳で書家に入門、綺麗だけでは人を感動させられず、
自分の言葉に合った書体を生み出す。
書家や評論家の評価は相半ばし、1984年に出した詩集『にんげんだもの』が
ミリオンセラーとなり、晩年は大衆的人気と商業的成功を収めている。
1991年、道で転んだ際、骨折以外に脳内出血もあり、67歳で急逝する。
最後の会話は「一文字を書いた大作だけを集めた展覧会を開きたい」と。
挫折を乗り越えてつくりあげられた作品は、禅がベースで自らの実生活を重ね
合わせ、平易な言葉で詩が紡がれ、書体も独特で高度なデザイン性を有する。
そのことから「書の詩人」「いのちの詩人」とも呼ばれている。
『にんげんだもの』より
つまづいたって
いいじゃないか
にんげんだもの
みつを
にんげんだもの
みつを
生誕100周年なのに、「相田みつを美術館」がこの1月28日に閉館している。
1996年に東京・銀座に開館し、その後東京国際フォーラムに移転していたが
多くのファンにとっても残念なことですね。
なお生誕100年なので、回顧展を探すもあまりヒットしなかった。なぜ?
*相田みつを美術館オンラインショップでは代表作を販売している。
*足利学校遺蹟図書館で、2024年10月8日~12月8日に
「相田みつを生誕100周年 『相田みつをと武井哲應』」仮称が開催予定と。
小庭では「カラー」がやっと咲きだした。
南アフリカ原産、サトイモ科の球根植物で、1つの花びらを巻いたような
独特の形状、葉の変形したもので「仏炎苞」と呼ばれる。
写真では黄色い芯のような部分、肉穂花序が本当の花にあたる。
花言葉は「清浄」「清純」「女性のしとやかさ」 と
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