カメラを片手に

興福寺五重塔、瓦吹替で素屋根の設置工事が始まる

高曇りの朝の最低気温は23.4℃、順調に気温は上がり11時には30度を越え、
予報では34℃迄上がるらしく、外出は避けた方が良いようだ。 
土日は天候が崩れそうだが、その後は晴れマークが・・・梅雨明け??? 
      11時、30.3℃、62%

723年・養老7年7月6日(新暦の8月11日)、飛鳥時代から奈良時代の学者で
720年に完成した『古事記』編纂者「太安万侶」の忌日、没後1300年です。

没年も明らかになったのは1979年1月23日、奈良市此瀬町の茶畑を開墾中に
安万侶の墓が見つかり、火葬された骨や真珠が納められた木櫃と墓誌が出土
したと奈良県立橿原考古学研究所が発表した。 
なお墓誌の銘文は2行41字。(1981年6月9日に重要文化財に指定 )
  左亰四條四坊従四位下勲五等太朝臣安萬侶以癸亥
   年七月六日卒之 養老七年十二月十五日乙巳 
*左京の四条四坊に居住したこと、位階と勲等は従四位下勲五等だったこと
 養老7年7月6日に歿したことなど記載されている
      墓誌と真珠
      奈良県立橿原考古学研究所所蔵

現在、👇太安万侶の墓は国の史跡(19802.19指定)として整備されている。
  
              2023.5.20
  *拙ブログ2023.5.20「太安万侶の墓へ」参照
 
太安万侶没後、7年後の730年に光明皇后により創建されたと伝わるのは
興福寺の五重塔(当初は約45m)です。
先日、夕方猿沢池を車で通れば、興福寺の五重塔の初層に足場が置かれていた
この五重塔は、落雷による焼失等で5回の再建を繰り返し、現塔は室町時代
1426年に建てられ、高さ50.9mで、国宝に指定されている。

新聞で昨日5日に、コロナ禍と工事費の高騰などのため、遅れていた屋根の
吹き替え工事、塔を覆う素屋根の設置工事が始まったと。
      朝日新聞より

1900年の明治の修理以来約120年ぶりとなり、県文化財保存事務所によれば、
屋根全体に渡り瓦のずれが見られ、凍害によるはがれや割れなども著しいと。
今回は、瓦を下ろし個別に打音検査を行い、再利用できるものを選び、腐った
木材や剥がれたしっくい壁を直し、僅かに残る赤色の塗装の保存措置も講じ、
木材の年代や樹種なども調べる予定という。

完成予定は当初の一年遅れ2031年3月末となり、事業費は約57億円 です。

この作業に伴い興福寺では、隣接する東金堂(国宝)の拝観が停止されており
再開は未定でHPで知らせると。
さらに五重塔のライトアップも8月20日午後10時で終了するそうです。

多分・・・八月いっぱいで、塔の姿が見えなくなることでしょう。
再び姿を現すのは八年後、猿沢池の借景も暫し寂しくなりますね。

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