カメラを片手に

シュウメイギクと月

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という 祝日「秋分の日」は
スカッとした晴天かと思えば、東の春日奥山は霞む。
大陸からのPM2.5が要因らしく、今日は「多い」以後一週間ほど「やや多い」
との予報が出されている。
またこの日は昼夜の時間が等しいとされるが、実は昼の時間の方が長い。
      11時半、29.3℃、48%

この3日のうち初めて東の空に出てきた月、昨晩は「十六夜(いざよい)月」、
午後7時半頃雲の切れ間から顔を出した。
      十六夜月

十六夜月とは満月の翌晩の月の出はやや遅く、月がためらっていると見立て、
14夜月は「待宵の月」、満月、「十六夜月」、次の17夜月は「立待月」に。 

小庭で秋の風情を感じさせる優雅な花『シュウメイギク・秋明菊』が咲く。
茶花としてピンク色と白色の品種を植えている。



アネモネと同属のキンポウゲ科で別名は「キブネギク・貴船菊」や「秋牡丹」
古くは中国から伝わり、京都・貴船に野生種があることからキブネギクとも
呼ばれるようだ。 
    『貴船菊その名を知りてより親し』  三木朱城     

花びらのように見えるのは萼片で、花弁は退化している。
開花後は綿毛に包まれたタネが実るというが、タネのできない品種が多い。
      

      『貴船菊高まつてきし月の院』  松山足羽

シュウメイギクの俳句にこんな句がありました。
      『貴船菊そこらに白し十三夜』  山口青邨

「十三夜」とは、日本独特の風習で、十五夜に次いで美しい月とされており、
「後の月」と呼ばれ、別名は収穫物で「豆名月」や「栗名月」と。
今年の十三夜は10月18日、あれっ前ではなく、約一月後のことになる。

古来、十五夜と十三夜の二つの月を楽しむことが大切にされ「二夜の月」と
いい、一方しか見ないことを「片見月(かたつきみ)」「片月見」と呼ばれ、縁起
が悪く、災いが来るといって忌まれていたようだ。
10月18日(月)、忘れずに月見をしなくてはいけませんね。

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