カメラを片手に

「言水忌」奈良生まれの木枯の言水のこと

19.2℃まで下がり、爽やかな朝を迎えた奈良、昨日同様PM2.5がやや多く、
東の春日奥山は霞んでいる。
シルバーウイークで、奈良等観光地へへ車で訪れられる皆様、9月30日までは
1948年からの「秋の全国交通安全運動」中です。
交通法規を守り、車のスピードは控えめに!。
      9時、23.3℃、67%

さて今日は奈良生まれの江戸前期の俳人「池西言水(ごんすい)」1722年の忌日、
京都で73歳で亡くなり、『言水忌』とされ、来年は没後300年だ。
本名則好、16歳で法体して俳諧に専念し、松江重頼の門人で談林風から蕉風へ
と変わり、感覚的、官能的、唯美的で、芭蕉らとともに俳壇の革新に貢献も。
主著に「江戸新道」「東日記」がある。

40歳頃詠んだ句「木枯の果はありけり海の音」が評判で、
木枯の言水」と呼ばれたエピソードは有名となり、
1723年の「海音集」に次のように記す。
「我木枯のなくは人生のあらまし 二つの海のこころも述たり 
                       此句を辞世とすべし
このことからもこの木枯の句は辞世の句となり、
京都・中京「誠心院(通称・和泉式部寺)」内の墓碑にも刻まれている。
真ん中の石碑下部に「紫藤軒言水」、その上部に木枯の句が彫られている。
             👇
      誠心院HPより
             
言水のこの時期の句を例示する。
七くさや酢味噌遁れて秋の花』 言水

「七くさ」とは 秋の七草で、次の和かが有名です。
『萩が花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花』 山上憶良(万葉集)

今朝の散歩で観た花は・・・
萩(はぎ) 尾花(おばな)

葛(くず)
撫子(なでしこ)、
女郎花(おみなえし)、
藤袴(ふじばかま)
桔梗(ききょう)=朝顔と書かれるも諸説ある)
 


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