カメラを片手に

ベルギー金管アンサンブルで、いちご一絵に

明け方から雨戸を通し雨の音、一日中シトシト雨で明昼まで
梅雨寒になると、TVがうなる。
沖縄には恵みの大雨、だが災害は御免こうむりたいものだ。
今朝の雨の写真『いちご一絵』、いや雨には紫陽花!
  

昨日の夕方、近くの駅で大阪に住む三男の妻子と遭遇。
外で下の名前を呼ばれることは少なく驚いた。
孫の笑顔はカワイイ、土曜日に泊まりに来るとのこと楽しみだ。
残念だが京都行の急行がホームに滑り込み・・・
降りたのは京都市営地下鉄北山駅、植物園にはだれもいない。
 
歩いて3分程、途中チラリと「府立陶板名画の庭」の
バチカン・システィナ礼拝堂の絵をみて、会場に到着。
 
目的は京都コンサートホールでの「ベルギー金管アンサンブル」演奏会
会場は3Fの村田ホール、違う雰囲気が漂い学生さんが多く、
ほぼ満席、ブラスの人気の高さに驚く。


トランペット4名、トロンボーン4名、ホルン2名、テューバ1名の
名手揃い11名で構成され、金管五重奏やトロンボーン四重奏など
変幻自在のプログラムから金管アンサンブルが奏でられた。
HPより
プログラム(一晩経つと忘れた、あしからず)、パンフより
オープニングはトラベリング・ブラスで、一列から半円へ展開、
♪スティーブン・ブレルスト:ベルギー金管アンサンブルのためのファンファーレ
 ホルンのヨナタン・デュムーランが日本語で挨拶、その後も
 曲目説明など全部日本語で勤めた。素晴らしい。
♪ジャン=ジョセフ・ムーレ:ロンド
♪G.ガブリエーリ:第一旋法のカンツォン
♪N.リムスキー=コルサコフ:《皇帝サルタンの物語》王の戦場への旅立ちと別れ
♪G.ロッシーニ:《セビリアの理髪師》私は町の何でも屋
重いテューバのヤン・デメセンネールの自由自在の演奏だ。
♪G.ビゼー:「カルメン組曲」
♪A.ピアソラ/S.フェルヘルスト編:《ソロホルンと金管合奏のため》ピアソラ・メドレー
 ソロホルンはパスカル・モロー、柔らかな音色と高い演奏力に。
・・・・・休憩15分・・・・・
♪R.マルカーソ:トラベリング・ブラス
♪L.バーンスタイン:《ミサ》よりシンプル・ソング
    本当にトロンボーンがこんな音まで出すとは脅威。
♪H.ジェイムス:コンチェルト・フォー・トランペット
  素晴らしいTp, Cort、弱音器を用いての素晴らしい演奏
♪H.テキシドール:アンバリト・ロカ
♪霊歌:ジェリコの戦い
  ピッコロトランペットのミカエル・タンプールの演奏力は
  ベルギー空軍軍楽隊で鍛えられたのか
  又ファン・エスクリバノの音楽性にほれぼれと
  *中学時代の吹奏楽の応援で良く演奏した曲だ
♪ヘイゼル:ミスター・ジャムス、《三匹の猫》よりバーリッジ
      《もう一匹の猫》よりクラーケン
♪L.ブレムル:ブルース・マーチ

アンコール曲は
♪スティーブン・ブレルスト:ベルギー金管アンサンブルのためのファンファーレ
♪ヤコブ・ゲーゼ:ジェラシー

合計九十分間の立っての演奏、唇もお疲れなことでしょう。
鳴りやまぬ拍手、拍手、拍手
ウィーン・フィルを代表するヨーロッパの交響楽団と日本の
交響楽団の一番違いは層の厚い金管力だと思う。

多分、もう二度と金管アンサンブルを聞くことはないだろう
『一期一会』に感謝しかない。
一期一会は、利休居士の言葉と謂われるが、「山上宗二記」の
中の「一期に一度の会」からで、茶道で基本とされる言葉だ。

なお『ベルギー金管アンサンブル』の演奏会予定は
6月15日(金)渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
6月16日(土)米沢・伝国の杜 置賜文化ホール 

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