12時
前日に届いた200本の玉葱の苗を植え付けると、
小々畑では苗が余ってしまい休耕する部分まで苗、夏野菜に影響が。
そして中腰で植えたものですから、腰までも痛い、トホホホ。
連れ合いの故郷へ帰郷するのに合わせ「石川県能登島ガラス美術館」へ
遠回りをして北陸道・金沢東ICを降り、国道8号線経由で能登里山街道
に回り込みました。この道路は平成25年に全線無料化されてから初めて
道の駅高松SAの看板に引かれ、休憩を取りました。
晴れていた空も曇り、風も強く海面に白波が・・・下り坂の天候です。
先を急ぎ、和倉温泉から30年ぶりの「能登島大橋」ここも無料でさらに
北方向に「ツインブリッジのと」が出来てより一層便利になったものです。
午後1時頃でお腹が空き、海鮮丼でもと途中の「海幸」へ、でも扉は閉まって
おり、目的地の『能登島ガラス美術館』前の「道の駅のとじま」で食事に。
一階の海鮮丼の口が、天狗中田の能登牛ミスジ重、限定10食2700円に魅かれ、
二階へ。柔らかく美味しいお肉、満足しましたが、付けあわせがもう一つかな。
従業員のおばあちゃんも客がいないので、話の面白かったこと。
連れ合いはお土産物をあさっていますが、ゆっくりしておれません。
ここから歩いて、オブジェを見ながらスロープを上り美術館へ。
建築家・毛綱毅曠(もづな きこう)の設計による斜面を使った奇抜な外観です。
道の駅で100円引きの割引券がもらったので、700円で入館できました。
「藤田喬平(1921-2004年)創作の軌跡」展は12月1日までで、HPによると
藤田は日本のガラス芸術を切り開いた本国を代表するガラス作家の一人で、
代表作「飾筥(かざりばこ)」は、琳派の作品にみる形や装飾美から着想を
得られ制作されたシリーズです。日本の伝統的美意識をガラスという素材で
表現した革新的な造形は、国内だけでなく海外でも高い評価を受けている。
1977年からはイタリアで活動を開始し、ヴェネチアン・グラスの伝統技法を
取り入れた花器などの「ヴェニス」シリーズがある。
1984年には、ヴェニスの職人とともに制作した「オブジェ」の大作を発表され、
流動するガラスの性質を最大限に引き出して作られる彫刻的な造形は、自身の
作品世界を広げる挑戦的な創作となった。
今回は「飾筥」、「ヴェニス」、「オブジェ」の3つの作品群を軸に、展示室Aと
展示室Dにて、ガラス作品約50点と制作に用いたスケッチをあわせて58点です。
藤田の制作に対する姿勢や思考の一端をたどると、彼の飽くなき創作意欲によって
生み出された表現と造形の魅力を愉しめることが出来ました。
展示室A
2.飾筥「紅白梅」1992年/石川県能登島ガラス美術館蔵
ガラス、金箔、ぷらツナ箔、銀/型吹き、カット、酸腐食
紅白の梅が咲きほっており光琳の「紅白梅図屏風」を連想させる
”箱の中に何を入れられますか”という問いに
”あなたの夢を入れて下さい”と答えられ、フジタのドリームボックスとも呼ばれる
3.飾筥「琳派」1985年頃/千葉県立美術館蔵
8.飾筥「飛鳥」1997年/富山市ガラス美術館蔵
11.飾筥「緑天平」1985年/石川県能登島ガラス美術館蔵
展示室D
24.剛柔 1992年/石川県能登島ガラス美術館蔵
29.ヴェニス花瓶 1996年/千葉県立美術館蔵
30.ヴェニス賛歌 1983年/千葉県立美術館蔵
48.ヴェニス花瓶 1990年/千葉県立美術館蔵
付録)ガラスの技法は大きく分けて3つに。
・ホットワーク :1000℃以上の溶けたガラスを用い、加工や装飾を施す
吹きガラス(宙、型、被せ)、ソリッドワーク、ホットキャスト
バーナーワーク等
・キルンワーク :電気炉の中でガラスを加熱し、成形や加工を施す
500℃から1000℃の温度変化で起こる変化を利用する。
キルンキャスト、エナメル絵付け、ラスター彩等
・コールドワーク :常温の堅いガラスに装飾や、彩色する技法
カット(切子)、サンドブラスト、エッチング、研磨等
接着、積層、ステンドグラスも
常設展も是非訪れて下さい。
夕暮れまでに富山にへと急ぐ初めての能越道、これもほぼ無料です。
能登路も近くなったものです。彼方に立山が白く、そして薬師にも雪が
でも剣は山頂に雲、そしてどんどん増えると雨粒が落ち始めました。
最新の画像もっと見る
最近の「旅行」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事