カメラを片手に

ミカンの花が咲く

殆ど雲のない晴天で清々しい朝、最低気温は10.3℃と寒いと感じるほど・・・
日中は薄雲に覆われて柔らかな日差し、湿度も低く最高気温も午後3時半頃の
22.5℃と、爽やかな皐月の一日になりました。
      11時、17.9℃、48%

この陽気で、若草山342mの頂上付近の三重目展望台には多くの人の姿。
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さて二階に上がると、お隣の庭から爽やかな甘い香りが鼻をくすぐる。
ミカンの樹が二種類あり、見ればハッサクはまだ白い蕾なのに、温州ミカンも
よく見れば咲きだしており、この香りは柑橘類のリモネン由来でした。
      

ミカンは中国原産ミカン科の常緑低木です。
日本には室町時代に渡来したようで、他の柑橘系に比べて甘く、蜜のように
甘い果物の意味で「蜜柑」と名付けられ、文献的には初めて記されたのは、
伏見宮貞成親王(後崇光院1372年-1456年)の『看聞日記』(かんもんにっき)に
室町殿(足利義持)や仙洞(後小松上皇)へ「蜜柑」(小ミカン)が贈られていると。
 
現在日本で80品種以上あるも、現在一番多く栽培される「温州ミカン」は
、鹿児島県・長島原産といわれ、明治以降に広まったようです。というのも
江戸時代には種無しは不吉として広まらず、小ミカンが普及していたと。
さて温州の名は、1712年『和漢三才図会』に
「温州橘は蜜柑である。温州とは浙江の南にあって柑橘の産地である」と
温州からもたらされたと思いきや、名所温州の名を頂いただけのようです。
 2010年代の遺伝研究によれば、母系種は小ミカン、父系種はクネンボと明ら
かになり、鹿児島で自然交配したことが証明されている。

花は直径3cmほどと小さめな白い5弁花、中心には黄色い大きめの雌蕊、その
中心を細かな雄蕊が取り囲んでいる。

花言葉は、初夏に咲くみかんの白い花から「純潔」「清純」、ヨーロッパでは
オレンジを花嫁の贈り物とされ「親愛」「花嫁の喜び」なども用いられる。
      

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