カメラを片手に

冷泉家住宅の特別公開に

今朝は14.0℃と冷え込みは弱く、雲の多い空模様で最高気温は22℃迄と。
暑さも昨日限りとなり、秋の訪れを感じさせますね。
      11時、19.3℃、70%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はキク科の「マリーゴールド
春から秋にかけて鮮やかな花を咲かせ「聖母マリアの黄金の花」の意味です。
メキシコなどの中央アメリカが原産の一年草(一部多年草)で、主に草丈が
低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪のアフリカン・
マリーゴールドが栽培され、両種の交配種もあり多品種の園芸種です。
和名は「クジャクソウ・孔雀草」「万寿菊」や「千寿菊」と呼ばれている。 
花言葉は「友情」「生きる」

小庭にはコンパニオンプランツとして植えたこの一輪だけが残っている。
      

さて話は11月2日のこと、相国寺から歩いて大雨の中「冷泉家」へ向かった。
      Google mapより


      

「冷泉家」が11月1日から4日まで、4日間だけ特別公開中、写真は禁止です。
      

冷泉家は、藤原俊成、定家父子を塩素とする「和歌の家」、初代の定家の孫・
藤原為相から八百年続く和歌の宗家として典籍や古文書を守り伝えられている
現在の冷泉家住宅は、1600年頃からこの地に屋敷を構えられ、1788年の天明
の大火で御文庫を除き焼失したが、直ぐ再建されている。

現存する最古の公家住宅、重要文化財に指定されて1994年から7年かけ解体
修理で寝殿造りの殿舎むくり屋根は、元の杮葺きに戻された。
              👇
      HPより
         ↑内玄関  大玄関   ↑塀重門

表門は本瓦葺きの一間一戸の藥井門です。      

京都御所の北に建つことから、四神相応の制、玄武神を表す亀に似る留蓋瓦を
阿吽を対にして屋根両隅に飾られている。
      


門をくぐれば、奥行き二間ほどの白川砂を敷き込んだ前庭を持つ玄関で、左
から左手隅には南向きに「供待の腰掛」、そして立蔀(たてじとみ)で目隠しされた
内玄関で日常的な来客や家族の出入り口、右側には式台のある大玄関で当主と
賓客の出入り口です。そして中に入れば、東に座敷棟へと。

北に中奥の座敷で当主の日常空間となり、西には裏向き
の台所棟が配されている。
 *塀重門はハレの出入り口、行幸や勅使に用いられ、直接上の間に入られ、
  庭には紅梅と西に橘が植栽されており、S57年に宮様のお手植えだと。

一番最初に通路に、藤に似た花が咲いていた。
多分「トウフジウツギ・唐藤空木」と思われた。

桟瓦葺きの切妻屋根で、庫裏によく似た姿の「台所棟」内に入り、説明を。
明かり採りが巧みに配され、土間南西には、白い漆喰で飾られた「飾り竈」が設置されている。
土間の正面上方に「しゃぐま」という藁束が吊り下げられておる。
これは7月の祇園祭・長刀鉾に用いられ、祭礼後に魔よけとして飾られている
      制作中のしゃぐま、京都経済新聞より

最後に「御文庫」を。
いわゆる土蔵で、二つあり、3年ほど前新しく3つ目の御文庫が造られ、ただ
いま乾燥中とのこと。

400年も守られた土蔵の第一御文庫と第二御文庫、1788年の天明の大火では、土蔵だけ残されたが、木の屋根をまず壊し、それから貴重な資料等は井戸で
保管されたと。


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