奈良では朝方日差しがあり、11.1℃も暖かささえ覚えるほどだが、昼にかけ雲
が覆うも昼過ぎからは雲が取れ、晴れ間も。13時半には20℃を越えている。
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朝のラジオから今日は「柿の日」で「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」と
奈良の柿をアピールするCMが何度も流れていた。
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「正岡子規」は生涯20万句を詠むも、中でも一番有名なこの句は1895年10月26日詠まれたことに因み、全国果樹研究連合会が2005年に制定された。
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実は子規の病状から法隆寺を訪れたかどうかは定かでなく、訪れたとしても
当日の法隆寺は雨で、フィクションではないかとされる。
記録では、前日の奈良の宿先で下女の持ってきた甘柿のルーツ 「御所柿」を
食したおり、初夜を告げる東大寺の釣鐘の音が響き、柿が大好物の子規、
「長き夜や初夜の鐘撞く東大寺」と詠んでいる。
南都八景の一つをきれいにまとめられており、これをモチーフにしてあの有名
な句を詠まれたのではないかと考える人や
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東大寺鐘楼 2020.6.20.19;40
子規の柿の句は「海南新聞」の十一月八日に載り、其の中に夏目漱石の句
「鐘撞けば銀杏散るなり建長寺」漱石
も掲載されており、この句を参考にしたのではないかと考える人もいる。
なお東大寺鐘楼(国宝)は1206年~1210年頃の再建で大仏様式入母屋造、
柱が16本、礎石は奈良時代のものです。
鐘を突く方は、聞いた話では世襲制で、朝夕8時に突かれていると。
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国宝の梵鐘(別名は奈良太郎)は752年製で高さ3.86m、重さ26.3t、口径2.71m
撞木はケヤキ、長さ4.48m、直径30cm、重さ180kg、金具を含め約200kg
幾たびか修理されるも日本三名鐘の一つです。
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