10時
というのも、昨晩は京都北山の「京都コンサートホール」で世界一優美で煌びやかなパリ管弦楽団の
演奏会帰り着いたら午後11時前になり、寝入ったのは日付が変わってからに。
奈良は晴れていたのに、北山で地下鉄から上ると時雨が・・・
京都府立植物園は明日15日から25日まで「観覧温室夜間開園とイルミネーション」を
控えて?、Xmasイルミネーションが輝いていました。
京都コンサートホールも時雨のなか、浮かび上がり
二階から南の空には上弦の月が輝いており、帰宅時ふたご座流星群が見られるかも?
でも心配なことは「音楽監督ダニエル・ハーディング×パリ管」コンビの日本ツアーが
最後となるのに11日の札幌でのこと、凍った路面で滑り右足首を骨折されたことです。
今回の日本ツアーは全ホール座って指揮されると報道されていますが・・・
8割弱と空席の目立つ館内に、座って指揮されますが全く問題はありませんとのアナウンスの後、
楽団員が登場され、オーボエの音色だけでも不思議とパリの雰囲気が感じられますね。
登場されたハーディング、車いす姿に、そして係りの方の力を借りて指揮台に
プログラムが始まりました。
・ベルリオーズ:オペラ「トロイアの人々」から「王の狩りと嵐」
フル編成のパリ管、十八番といわれるだけあり、官能的な音色にうっとり
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
ヴァイオリンはイザベル・ファウスト、1704年製のストラディヴァリウス
「スリーピング・ビューティ」を手にされて登場、ピアニッシモからフォルテまで
神経の行き届いたボーイングから編み出される素晴らしい音が溢れます。
カデンツァも聞いたことのなく、驚きと伴に魅了され、ティンパニ―とのコラボも
パリのエスプリが溢れておりました。
アンコールは、ジェルジ・クルターグ: ヴァイオリンのためのサイン、
ゲーム、メッセージ - ジョン・ケージへのオマージュ から
激しい曲から一転して微細な音で奏でられ、一音をも聞き洩らさぬように
・・・休憩20分・・・(外は曇り空)
・ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」
Ⅰ.田舎に着いた時の晴れ晴れとした感情の目覚め
Ⅱ.小川のほとりの情景
Ⅲ.田舎の人々の楽しい集い
Ⅳ.雷雨、嵐
Ⅴ.羊飼いの歌。嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち
パリでこの「田園」聞かれた手厳しい評論家の声は「”斬新“を超えた」と称賛されたと
聞き及ぶプログラム、小編成なのに、豊かな音が溢れだし、聞きなれたはずの田園が、
本当に斬新、パリ管の名手たちを自由自在にドライブするハーディングに賞賛の嵐でした。
残念なことに最後は指揮の手が上ったままなのに、フライングする観客がおられたこと
もう一曲パリのエスプリが聞きたかったのですが・・・
終了時間が9時15分過ぎですし、御足の事もあり、無理もないことですね。
近鉄電車から見える東寺の五重塔の先に沈もうとする三日月が、今夜の演奏会の素晴らしさを
象徴したかのようでしたが、自宅近くの駅にたどり着いたのは10時半過ぎ、東から北の空は
雲が多く、見上げるも街灯が明るすぎ。ゆっくり歩くも、流星は見えずに・・・。
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