「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と
古くは「端午の節句(または菖蒲の節句)、「端」は物のはし=「始り」、
「午」=「五」と通じ、元来「端午」は月の始め五の日、つまり
5の数字が重なることから5月5日を「端午の節句」と呼ばれた。
菖蒲の節句の「菖蒲」が「尚武しょうぶ/しやうぶ」と同じ読みで、鎌倉期に
甲胄・武者人形等を飾り、鯉のぼりを立てて男の子の成長を祝った。
もとは中国の陰陽五行説に由来し、江戸時代に制定された五節句の一つで、
人日の節句(1月7日)、上巳の節句(3月3日)、端午の節句、七夕の節句
(7月7日)、重陽の節句(9月9日)があります。
菖蒲湯にでも浸かりたいところですが、なかなか菖蒲が手に入りません。
5月3日からの三日間、最高気温は25℃以上の夏日、外に出ると紫外線が
強く、体調不良も続いており、家にこもったままで悲しいこと。
遠くの若草山、入山者もちらほら見えますが・・・暑いでしょうね。
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小庭では『ノカンゾウ・野萱草』の黄橙色の花が咲いた。
漢名の萱草(かんそう)をそのまま音読みし、野山に咲くことからノカンゾウと。
この花は朝に咲き夜には萎む一日花で、花蕾(からい)という咲く直前の黄金色の
蕾を熱湯で数分湯がき、日干しし乾燥させると、細長い針状を呈することより
漢方では生薬「金針菜(きんしんさい)」といいます。
貧血・ストレス・不眠・利尿・むくみに・解毒・目の充血に効果があり
風邪の症状緩和にも有効だそうで、私も飲んでみなくては・・・。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/01/0d7c0f76526005202d5791653e13efc0.jpg)
若芽、若葉、花を食用にすると、憂鬱なことを忘れさせてくれる食材になり、
平安初期の『和名抄』に「萱草、一名忘憂、漢語抄云和須礼久佐」と
万葉集でも「草和須礼久佐(わすれぐさ)」として謡われ、古今・新古今でも。
詳細は、『うたことば歳時記』忘れ草(萱草)を参照してください。