刈払機のオーバーホール組立整備編
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スロットルを上げても刃が回らない回転不調の原因の一つが、クラッチライニングの摩耗が考えられる。分解したライニング厚は1㎜あり、ドラム側に変形や摩耗もみられない。交換不要と判断し清掃して終わり。汎用品クラッチアッセンブリ一式がネットで売られている。 |
マフラーを外すと排気ポートにはカーボンが周囲に付着していた。細いドライバーを使いピストンを傷つけないようポートのカーボンを取り除き、プラグを抜き取りピストンヘッドをポート口下に合わせ、コンプレッサーでシリンダー内とポートのカーボンを吹き飛ばした。 |
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当初は混合比25:1の燃料で使っていたが、混合比50:1用のFD級2サイクル混合オイルを農機具屋さんに奨められてから混合比50:1で使ってきた。卓上ガスバーナーでマフラー全体を炙り、開口部からはカーボンが燃える炎うがあがり、さらにカラカラに焼いた。 |
エンジン全体をパーツクリーナーを掛けブラシで洗った。マフラーガスケットに付着したカーボンも取り除き、全体をパーツクリーナーで洗った。焼いたマフラー内のカーボンを振り取り、外側を金ブラシ掛けした。ガスケットを挟みマフラーを組付けた。 |
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左側が古いキャブレター。右側がワルボロ WYJタイプ キャブレター(1,850円)の新旧裏表とガスケットを比較した。この製品は取付穴の距離、ベンチュリー径、ネジ穴径 、本体奥行、対応排気量の互換があった。 |
前回、写真上側のパイプのグロメット(ゴム製品)を交換しなかったので、劣化したグロメットから燃料漏れした。燃料パイプ(黒:送り、透明:戻り)・グロメット一式を新品に交換しタンクに取り付けた。 |
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エンジン側クラッチとクラッチドラムカバーを組み付けて固定ボルトネジを締め付けた。 |
燃料タンクに防振ゴム4つを取り付け、エンジンに取り付け、固定部品の。ボルトネジを締め付けた。 |
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クラッチカバーにあるエンジンスイッチからのケーブルをイグニッションコイルに接続した。 |
エンジンにリコイルスタータベースを取り付けた後、エンジンカバーを取り付け、リコイルスタータを取り付けた。 |
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チョーク、キャブカバー、フィルターをパーツクリーナーで洗浄して乾燥した。プラグの電極を金ブラシで清掃すれば使えそうなので交換しなかった。 |
新品のガスケット、キャブレターのエンジン側に黒色送りパイプ・チョーク側に透明戻りパイプ、チョーク(プラ製)順に組付け2本のネジでしっかり固定した。 |
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上が古いコントロールケーブル。汎用品ケーブルは色々あるがケーブル長923㎜(アウター長850㎜、アウター・インナー差73㎜)と同じものを探した。 |
キャブアクセレーターにケーブルを掛け、シャフトに沿って配線し、アクセルレバーのケーブル穴に装着した。このケーブルはロビン純正ケーブルでネットで探した。 |
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メインシャフトパイプにはグリースが充填されているが、パイプ内のグリースが減っていたのでグリスアップした。メインシャフトとクラッチカバー側とを連結固定した。 |
ギヤケースのグリスアップネジを緩め、半時計に回しながらグリスアップし、シャフトに連結固定した。グリスアップはギヤケース側とクラッチカバー側に注入口がある。 |
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組みあがったところで燃料を入れ、プライマリーを数回押してエンジンを掛ける。アクセルレバーを最低に絞った状態で、刃が回転する手前までキャブのアクセルワイヤーネジを回してコントロール(スロー)調整した。 |
オドメーターがないので燃料と回転数調整が分からないが、アクセルの開き6~7割で滑らかな回転が得られる位置をニードル調整ネジを回して調整した。何度か草刈りしてみて微調整を繰り返すことで満足がいった。 |