ぼくらの季節
今日の朝日新聞夕刊に「新 日本百名山」の一つとして、京都の愛宕山(あたごやま)が紹介されている。
山頂の愛宕神社は火伏せの神さまで、京都では火迺要慎(ひのようじん)のお札をもらう家が多い。
そのためか、あたごさんと呼んでいた。
私の卒業した蜂が岡中学校では毎年一回、愛宕登山競争があった。
1500人以上の全校生徒が嵐山の釈迦堂をスタートし924mの山頂を目指した。
当然山道だから大変だが、びっくりするほど早い子もいた。
そのほか7月末には千日詣(せんにちまいり)といって、夜間に登り1000日分の防火ご利益をもらって来た。
上方落語にも室町の旦那が祇園芸妓と幇間を連れて愛宕詣をする[愛宕山」という話があるように、京都市民なじみの山だ。
私にとってふるさとの象徴は愛宕山かもしれない。
昔から、どこかへ行って帰ってきたときに車窓に愛宕山が見えると、ほっとしたものだ。
近いうち見に行こう。