ヤブガラシ(ブドウ科)
暑い時期、ヤブガラシが蔓を延ばしてたくさんの花を咲かせる。。
ヤブガラシは雄性先熟で、雄性期には4枚の花弁と4本の雄しべがあり花柱は短い。
短時間に花弁と雄しべが落ちて花柱が伸びる。
朝早く咲いて花弁が午前中に落ちると言われるが、この写真は2時半ごろのものだ。
雌性期にも花盤に蜜がいっぱいでイチモンジセセリなど虫たちを惹きつける。
体の大きなアゲハも長い口吻を延ばして蜜を吸う。
似たような翅模様のアゲハにアゲハとキアゲハという2種類がある。
この時は両方が同時にヤブガラシの蜜を吸っていた。
こちらがアゲハ、いわゆるナミアゲハのほうだ。
こちらがキアゲハで翅の付け根に近い部分の模様が薄墨のようになっている。
蜜に夢中で油断しているとアズチグモなどに捕まることもある。