神奈川県自然環境保全センターの池は水が少なくなっている。
写真の下部中央あたり直径1mほどの範囲だけ少し深みになっている。
そこに体長15cmほどの魚が群れているのが見える。
鮒や鯉ではなさそうだが・・・
池の一部には氷が残っている。
よく見ると、ところどころに1cmほどの丸い模様がある。
表面はつるつるしているだけで何もないが・・・
裏返してみると、その部分には丸い突起があった。不思議な形だ。
氷が張った後、気温上昇で解け水滴として落ち始めたのが再度凍った結果だろうか。
保全センターのモミジバフウは葉も実もすっかり落ちてしまった。
風通しがよくなると枝の一部に翼が付いているのが分かる。
モミジバフウの若い幹にはコルク質の翼が付くことがあるそうだ。
ニシキギの枝に付く翼と似ている。
ニシキギの翼は有名だが、その意味合いなど詳しいことは分っていないらしい。
モミジバフウもなぜ翼ができるのかは分らない。
ただニシキギの翼は四方に張り出すのにモミジバフウの場合は上側に1枚だけだ。
氷の裏側の突起、私もおーちゃんのご推察と同じことを考えました。
モミジバフウの若い枝にはこんな翼がつくのですね。
ほんと、ニシキギの翼と似てますね。
身を守るために棘の鎧を着ようかと思ったけれど、思い直して
フリをするだけにしたのかしら? おとぎ話のような物語を想像しました。
人間も道具を使えば同じような突起の氷を作れるかもしれませんが、
何もないところで造形の妙を見せる自然現象は面白いですね。
でき方は同じ推察をしていただけましたか。
似ている翼だけれど出来る方向のほかに、
モミジバフウは横に細長い何段か積み重なっていて、
ニシキギのほうは1段だけで細かい縦しまがあるように見えます。
こんな相違にも創造の妙、進化の不思議を感じます。