先日、河北新報に「ゲーム仮想空間@石巻」という見出しで次のような記事がありましたので紹介いたします。
( 写真は昨年撮影 復興マルシェより石ノ森萬画館を見て)
以下、記事です。
《 インターネット検索大手のグーグルなどが携帯端末の位置情報を利用したゲーム「イングレス」の舞台設定に、石巻を加えた。東日本大震災で被災した中心部に人を呼び込み、交流人口を増やすのが狙い。被災前の光景を画面表示する機能を盛り込み、震災について学ぶ仕組みも整えた。
イングレスは現実の街を基にした仮想空間の陣取り合戦。参加者は2組に分かれて「ポータル」と呼ばれる建物や銅像、記念碑などを奪い合い、自陣を広げる。
石巻市では地元のまちづくり団体「ISHINOMAKI(石巻)2.0」が協力し、日和山、中瀬、中心部商店街の3つのエリアに120か所のポータルが設けられた。
現存する建物やモニュメントに加え、被災して解体された岡田劇場や旧石巻ハリストス正教会教会堂なども登場。跡地に立つと、画面に震災前の写真が映し出される。
ゲームを実践する初めての観光ツアーが先日行われ、海外や国内各地から約100人が参加した。携帯を手に街中を巡り、陣地を獲得し合いながら震災前と現在の石巻の姿に触れた。
東京都の会社員○○さん(43)は「画面を見るだけでなく、自分の足で歩くところが魅力。実際に被災した様子を見て、胸に詰まるものがあった。」と感想を述べた。
グーグル震災復興支援プロジェクト事務局の根来香里さん(39)は、「震災から3年がたち、新しい被災地への関わり方を企画した。支援ではなく、楽しんでもらうことで復興を後押ししたい」と話した。
石巻2.0は7月25日~8月1日に多彩なイベントで地域を盛り上げる「スタンド・アップ・ウイーク2014」で同様の企画を予定している。 》
という記事です。いろいろな意味で画期的な企画だと思いました。楽しく遊べて、石巻のこと、津波の恐ろしさも間接体験でき防災教育にも繋がりそうです。
それにしてもなんて素敵な発想でしょう!これなら、親子(家族)友人誰とでも一緒に楽しめます。すごいですね。嬉しいです。(最近は、被災地への関わり方がまた変わってきていることを感じます。その中の一つですね。)
今年の川開き もうすぐです。あなたも都合がついたらお孫さん(?)と一緒にこのゲームを楽しみながら、懐かしい風景と出会ってみませんか?
また、石巻が初めての方もタイムマシンの感覚を味わってみませんか?