「南浜町つなぐ館」に展示されている震災前の南浜町あたりの航空写真
住んでいた方々の思いが書かれたメモが貼付されてます。
7月31日に石巻の「南浜町つなぐ館」に行ってきました。
ちょうど「石巻川開き」の日でしたが、今日の目的は「つなぐ館!!」とばかりにまっしぐら!に来ました。
前回は、3時ちょっと過ぎについたら、3時閉館ということで外から窓越しに眺めることしかできなかったのです。
日曜日しか開いていないので「今日こそは逃したくない」一心です。
舗装されていない今時珍しいでこぼこ道を通って到着したら、大丈夫開館していました。中には若い女性が常駐しているようで、質問などに答えてくれます。
さっそく、肉眼でジオラマを見てみました。(前にお知らせしましたが、これは石巻専修大学の方々が3Dプリンタで制作したものです。)
上の写真は、ちょうど門脇小学校があるあたりです。あなたの家がありませんか?
北上川の脇のあたりです。
下の写真はパルプ工場の近くのほうだったでしょうか?
ジオラマの他にも、貼付物や震災に関する書籍等がおいてありました。
ジオラマ以外に震災前の南浜町付近の航空写真もあり、それぞれの思い出や思いをメモにして貼れるようにしてありました。私も貼付しました。
小さい頃、父親に連れられて雲雀野(ひばりの)海岸で海水浴を楽しんだこと。また、なにかにつけて砂浜に遊びに行ったこと。海とは切っても切れない思い出があること等々。
みなさんもできたらぜひ心に残るステキな南浜町のことを書いてください。他県から来た方々に石巻のすばらしさの一端を知っていただくきっかけになるのではないでしょうか?
「つなぐ館」に常駐?している若い女性の方は、秋田出身の方でした。東日本大震災をきっかけに石巻に来て「公益財団法人 未来サポート石巻」でお仕事をしているとのことです。このように若い方々が被災して傷ついている石巻に来てくれることは本当に嬉しく心強いことです。「迷惑じゃないですか?」とおっしゃっていましたが、とんでもないことです。しっかりお礼を言ってきました。http://ishinomaki-support.com/
それから、「つなぐ館」では、この地域の方々の避難の時の体験などを、集めて後世の残す作業もしているとのことでした。きっとその時の体験の記録が未来のより良い生活を考える貴重な手がかりとなるのでしょう。できたらぜひ協力したいと思いました。
ところで「南浜町つなぐ館」を運営している「未来サポート石巻」は、平成27年7月1日付で公益社団法人へ移行することができたのだそうです。 震災後5年を過ぎ、以前に比べて課題になっていることは、復興予算の減少のようです。寄付などを含めて活動の充実を目指しているとのことです。
「つなぐ館」にもカンパの瓶?はありましたが、パンフレットに「寄付のお願い」として、活動の意義に加えて振り込み先が記されているので、お知らせします。
寄付振り込み先
◆ 銀行振り込み 銀行名・・・七十七銀行 支店名・・・石巻支店
講座番号・・・普通 9244883
名義人・・・(社)みらいサポート石巻 (漢字)
(シャ)ミライサポートイシノマキ (フリガナ)
この「南浜町つなぐ館」は、計画中の「石巻南浜津波復興祈念公園」に移動する予定と聞いていましたが、それは全部かどうかは分からないとのことでした。(ちなみに石巻市発行の「東日本大震災からの復旧・復興5年間のあゆみ」のパンフレットによると祈念公園の完成目標は平成32年度と書いてあります。)
以下、内部の写真等を紹介します。
川開きなので、吹き流しが飾られていました。