どんぐりさんからお便りが届いていました。
6月末のお便りです。ちょうどコロナ渦での外出自粛が解除されたころのものです。
upの時期がずれてごめんなさい。
それでは、さっそくお手紙拝見いたしましょう。
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東北自動車道の蓮田SAで石巻の製品をみつけた
コロナ禍で、県境を越えての移動ができなかったのが、やっとできるようになったのを機に、
行きたかった栃木市に1泊で夫と行ってきました。
小江戸の風情を残す蔵の街と聞いていたので、ふらりと行って歩いてみたかったのです。
東北自動車道を車で行くのは、何年ぶりのことか。
「昔はこれで石巻まで行ったわねえ」と、もうあり得ない昔の旅の話をしながら、この辺が限界かと思われる栃木市に行ってきたのです。蔵がすばらしかったですよ。
ただせっかくの栃木市の材木問屋の歴史を語る公立の立派な博物館がないため、ピントが外れた展示の仕方でもったいないなあと思いました。センスがないとも言えますね。宿は山深い一軒家で、料理も湯もよかったです。
しかし帰りは、車が街道の道の駅に入り損ね、また入りたいPAを過ぎてしまい、東北自動車道最後のSAに入ったときは、私は機嫌を損ね、お土産を買いに行く気にもなりませんでした。でも夫に促されて、SAの建物に入ってみたら、驚きました。お土産をおいてあるコーナーに、地元埼玉のもののほかに、青森のもの、岩手のもの、仙台のもの、石巻のものなど、たくさんあるのです。
石巻の海の加工食品も、センスのいいデザインの包装で、驚きました。今までとちょっと違う。私は石巻の笹かまが欲しかったのですが、仙台の阿部の笹かまがあったので、石巻のものは置かなかったのでしょう。残念!
生鮮食品はまた別のコーナーになっていましたが、そこには地元の会社が作った寿司や弁当や野菜果物など、すぐに食べられそうなものがありました。
お土産を買いたかったので、阿部の笹かまと、他県のお菓子類を買いました。
レジで、「どうしてこんなに東北のものばかりあるのですか?」と聞いてしまったら、「東北自動車道ですから」とさらりと言われて、しまったと思いました。みんな東北に行って買い忘れたお土産をここで買うわけでしょ、私みたいに。
今回は山に行ったのだから、石巻の海のものは買う気にはなれませんでした。笹かまは欲しかったんですけどね。
「故郷のなまり懐かし停車場の人ごみの中にそを聞きに行く」は啄木の歌だけど、東北自動車道の蓮田SAで石巻の製品をみつけたのも、今流故郷との出会い方で、啄木みたいな気分になりました。
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最後?のSAで、お土産が買えてよかったですね。
東北自動車で栃木の方まで行ったことがなかったので、そちらにあるお土産物等は考えたこともありませんでした。
嬉しいですね。
まだまだ、収束しそうにないコロナのせいで、女川の牡蠣養殖の方が今年の売り上げが大幅に減って借金の支払いの予定が狂ったという話が報道されていました。
また、ある番組では、海産物の販路を料亭や食堂だけでなく一般家庭等のも広げていく必要があると話している方もいました。
そこの蓮田SAで、もともと東北のお土産を買う人が増えてほしいです。