マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

計画挫折

2007-12-27 10:53:33 | W-SIM
今度はCODECチップを使ってジャケットを作ろうと決意したばかりなのに早くも挫折です。DigikeyでMaster clockとPCMCLKを独立して入力できるPCM CODECを探してTLV320AIC1103というのを見つけました。こいつは2.7V動作だったので、3.3Vでも使えるTLV320AIC1110を買っておきました。さて、実際にこいつを使おうと思ってデータシートを読み直してみると、PCMCLKは128Kまたは2.048Mとなっています。Master clockが2.048MHzであれば、PCMCLKは独立して違う周波数で入れられるものと思っていたのですが、そうではありませんでした。PCMCLKとMaster clockは同じ周波数でも同期している必要は無いというだけのことだったようです。あぁ、大きな勘違い。

いちおう実験ボードでW-SIMのPCMCLKをテスターで測ってみると384KHzです。64Kの6倍ですか、あぁ、やっぱダメじゃん。AT91SAM7X256を購入する際に、ついでにと思って慌ててCODECを探したのが敗因でした。もう一度探し直さねば。やっぱ、OKIとかを探した方がいいんでしょうか。

TLV320AIC1110は、I2Cで音量制御もできて8オームのスピーカも駆動できるしで、外付け部品も少なく使えそうなので、ちょっと実験してみるには簡単に使えそうではあります。サンプリング周波数はPCMSYNCからの8KHzで動くようだし、PCMCLKが2MHzでなくたって、いいじゃんと言ってみたくなります。ダメなのは承知で試しにつないで遊んでみることにします。