聞き書き甲子園」とは・・・
『日本では古くから、森や川、海の自然を守り育て、その恵みを得る中で、自然と共生し、持続的に暮らす知恵や技を培ってきました。森で木の実やキノコ、山菜、動物をとり、海や川で魚をとる。木を使って暮らしの道具をつくり、炭や薪を燃料にする。草や木の繊維から糸を紡ぎ、布を織る。落ち葉をかいて田畑の肥料にする――。
しかし、1960年代の高度経済成長期を境に、その暮らしは大きく変わりしました。木でつくられていた道具はプラスチック製になり、炭や薪といった燃料は石油をはじめとした化石燃料へと代わっていきました。手入れのされなくなった森は荒廃し、人と自然の関わりが薄れていった結果、海や河川の汚染、洪水などの災害、生物多様性の減少といった境問題が生じています。
私たちは、森や海、川と共に生きてきた伝統的な暮らしをもう一度見つめ直し、その中から、これからの持続可能な社会を考えるヒントを得られるのではないかと考え、全国の高校生の皆さんに呼びかけて、10年前に「聞き書き甲子園」をはじめました。
「聞き書き甲子園」には、毎年全国から100人の高校生が参加します。高校生は、造林手、炭焼き職人、木地師、漁師、海女など、自然と関わるさまざまな職種の“名人”を訪ね、一対一で「聞き書き」をします。
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聞き書き甲子園実行委員会
http://www.foxfire-japan.com/
(「聞き書き甲子園」 HPより抜粋)
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12/18(日)13:00~ 名張市武道交流館いきいきで開催する映画「森聞き」は、
この「聞き書き甲子園」の取り組みをドキュメンタリー映画として撮影されたものです。
ぜひ、ご覧ください。
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